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支笏洞爺国立公園の中に位置し、洞爺湖有珠山ジオパークエリアにも含まれる、ここ壮瞥町。
有珠山、昭和新山、洞爺湖、温泉など、豊富な自然は世界に誇れる素晴らしい資源です。
四季折々のアクティビティーは人々の好奇心を沸かせ、
アウトドアスポーツを楽しむ人たちを繋いでいくでしょう。
アウトドア分野で活躍する民間企業と町が連携する
スポーツコミッション「そうべつアウトドアネットワーク」。
アウトドアスポーツやアクティビティの普及による地域の魅力発信と、
スポーツツーリズムなどによる新たな地域産業の創出に向けて、様々な取り組みがスタートしました。
「そうべつアウトドアネットワーク」
設立までの道のり
壮瞥町の豊かな自然環境を最大限に生かしたアウトドアスポーツで、新しい地域産業を起こすため、協議会や視察が2020年(令和2年)に始まりました。
地域スポーツコミッションの設立を目指し、壮瞥町体育協会、有限会社オロフレリゾート、NPO法人そうべつ地遊スポーツクラブ、NPO法人いきものいんく、NPO法人そうべつ観光協会、YFC壮瞥、壮瞥町スポーツ推進委員に加えて、公募による委員を加えた13名により設立準備委員会を設立。事務局は壮瞥町教育委員会と、壮瞥町役場商工観光課(主担当はスポーツ振興係)に設置。
スポーツ庁の「地方スポーツ振興費補助金」を主な活動財源として活用しています。
左はゆきがっせん体験ツアー&ワークショップの様子、
右はシンポジウムの様子。
ゆきがっせん体験ツアー&ワークショップの様子。
シンポジウムの様子。
町内でどの様なアウトドアが実施可能か、町外に向けてどの様なニーズがあるかを検討するため、アウトドア分野の民間業者とともに、体験会やモニターツアーを開催した他、講演会の実施、また、道内でアウトドアスポーツを推進している先進地の視察も行いました。
おおよそ1年間のリサーチを経て、設立準備委員会で協議し、アウトドアスポーツを軸とした産業に前向きな意見が多数あり、2021年(令和3年)2月24日に「そうべつアウトドアネットワーク」の設立に至りました。
先進地視察の様子。
先進地視察の様子。
豊かな自然を財産として守り、
町や国の人の営みに還元。
平和で健康的な事業を目指して。
「そうべつアウトドアネットワーク」の最大の目的は、壮瞥町ならではの魅力を生かしたアウトドアスポーツを通して、地域を活性化することです。町民が地域でより楽しむことができること、町外の人々に壮瞥町を好きになってもらうことは持続・発展可能なまちづくりに繋がります。
そのため、現在すでに活躍している宿泊施設や観光・アウトドア分野の民間業者と、町が連携し、地域発祥の雪合戦や、剣道・柔道などのスポーツツーリズムの受入体制を整えることはもちろん、今後も地域資源を活用したアウトドア活動を普及し、町民が地域でレジャーを楽しみ、町外向けにアウトドアイベントやツーリズムを展開して誘客を図り、新たな産業の創出や指導者、ガイドの育成、ショップ展開などを通じて「アウトドアスポーツ」の聖地を目指します。
壮瞥町に暮らす人々が、この先も豊かに暮らし続けるために、そうべつアウトドアネットワークの挑戦は続きます。
スポーツ庁が創設した「スポーツ・健康まちづくり優良自治体表彰制度」で、
壮瞥町のスポーツを活用した
町づくりの取り組みが受賞しました!
この制度は、スポーツの力を活用し、地域の様々な課題の解決を図ることを目的とした各自治体のアイディアや今後の総合的なまちづくり計画を審査し、表彰するものです。
2021年度に初めて実施されたこの制度で、そうべつアウトドアネットワークの活動を評価していただいたことをとても光栄に思います。
今後もスポーツによる持続可能なまちづくりを進めていきたいと考えています。
2021年開催された東京オリンピック関連で
壮瞥町に訪れたフィンランド選手の様子。
ウィンターアウトドア体験会 (オロフレスキー場) の様子。
支笏洞爺国立公園の中に位置し、洞爺湖有珠山ジオパークエリアにも含まれる、ここ壮瞥町。
有珠山、昭和新山、洞爺湖、温泉など、豊富な自然は世界に誇れる素晴らしい資源です。
四季折々のアクティビティーは人々の好奇心を沸かせ、アウトドアスポーツを楽しむ人たちを繋いでいくでしょう。
壮瞥町って
どんなまち?
洞爺湖と、有珠山、昭和新山という活火山の恩恵を受ける肥沃な大地に根付く町。
壮瞥町をプロモーションするための町のブランドアイデンティティとして、上記のロゴでお馴染みの「そうきたか!そうべつ」が町民の声から生まれました。
洞爺湖有珠山
ジオパーク
生きている地球と生命とのつながりを知ることのできる「ジオパーク」。壮瞥町はこの貴重なエリアに中にあります。火山との共生は壮瞥町の最大の特徴と言えるでしょう。
昨今のアウトドアブームや、健康志向の上昇から、屋外でのアクティビティーの需要は高まりつつあります。
それに対して、自治体、スポーツ団体、民間企業や団体などが一体となり、地域振興に取り組むことが重要です。
壮瞥町はこれまで地域に寄り添い、アウトドアスポーツを先導してきた人材をサポートし、
基盤を固めることはもちろん、全国全世界のアウトドアスポーツファンに向けてアプローチし、
地域の新たな魅力を発信していく必要があります。
そうべつアウトドアネットワークの
事業構造について
そうべつアウトドアネットワークでは2020年の準備期間からここまで、様々なアウトドアスポーツの事業を行ったきました。
事業は大きく分けると、町民が豊かな自然環境を認識し、自分の住む町の新たな魅力を発見する「インナー事業」と、町外 (国内外) からの誘客し、壮瞥町のファンを増やす「アウター事業」の二つがあります。
インナー事業で、地域住民の体験学習、運動機会を作ることは地域住民の心身の健康への貢献となり、住み良さにも繋がるでしょう。また、アウター事業で、着地型観光、企業研修、合宿誘致などを行うことは地域の経済活性を促すでしょう。
事業の柱
(1) 地域の新たな魅力体験 (アウトドアによる地域の学び舎)
主に町民に向けたアウトドア体験と、総合型地域スポーツクラブなどと連携したスポーツの機会を作り、指定管理施設などの町有施設を有効活用します。
(2) 地域スポーツ資源・人材を活用したスポーツツーリズム (モニターツアー)
壮瞥町で盛んな、雪合戦、剣道、柔道などのを地域のスポーツ資源とし、そこに携わる人材を起用したスポーツツーリズムを開発します。また、民間企業等と連携したコンテンツ造りのためのモニターツアーなどを企画し、地域スポーツ振興による町外からの交流人口を増やし、活発な経済活動に繋げます。
(3) 地域の特性を活かしたスポーツイベントの企画 (スポーツイベントの開催)
ホストタウン (レガシー)を継続したモルック大会などフィンランドスポーツを推進します。町有スキー場を通年で活かしたスポーツイベントを企画し、スポーツ交流を促進します。
(4) 人材育成・確保
町内でガイド、コーディネーターの育成し、また町外からも積極的に招き入れ、中長期的に人材を確保します。アウトドアスポーツによる新たな雇用を生み出します。
(5) 事業計画の改定
スポーツコミッション組織と、携わる人材の質の向上を目指します。そのため、先進自治体視察、官公庁関係との情報交換、民間企業からの情報収集を通じて、具体的で実践的な事業計画としてブラッシュアップします。
主な事業プログラム
事業プログラムとしては下記を計画しています。特に、壮瞥町においては、地域でのこれまでの取組の活用や、壮瞥町ならではの体験という意味合いでの「雪合戦体験ツアー」と、フィンランドとの自治体間交流の蓄積を活かした「フィンランド体験推進事業」について重点を置いて取り組んでいく予定です。
●スポーツツーリズム推進事業 (雪合戦体験ツアー・剣道体験ツアー・ジオツアー)
●フィンランド体験推進事業 (モルック体験・サウナ体験など)
●自然資源活用事業 (オロフレ山登山、スノーシュー、トレッキング)
●オロフレスキー場活用事業 (CAMP、ツリーイング、スキー、スノーボードスクールなど)
●洞爺湖活用事業 (SUP、クルージング、ウォーターアクティビティ、フィッシングなど)
●スポーツイベント推進事業
<モルック大会> 2022年:道内交流大会→2023年:日本選手権→2024年:国際大会
<トレイルランニング大会>
●アウトドア体験推進事業
<夏> ツリーイング、キャンプ、モルック、ゆきがっせん、登山など
<冬> ツリーイング、ソリ、エアボード、スノーシューなど
オロフレ山登山 (歩けあるけ運動)
昭和新山登山 (小学校宿泊研修)
スキー教室
SUP体験会
アウトドア体験会 (ツリーイング)
アウトドア体験会 (スノーシュー)
サウナ体験会
モニターツアー (ぶどう狩り)