町からのお知らせ

分野別懇談会を開催しました

分野別懇談会は、第5次壮瞥町まちづくり総合計画策定に向けて4つの分野ごとに町民の皆さんのご意見を聴く機会として開催したものです。全会場で延べ110名の参加があり、各分野とも講師からご講演をいただいた後、活発な意見交換が行われました。たくさんの皆さんにご参加をいただき、誠にありがとうございました。ここでは、その内容の一部をご紹介します。

第1回教育・子育て・生涯学習分野

令和元年10月29日(火)
講師:柴田 暦章氏(壮瞥小学校校長)
演題:壮瞥町のこれからの学び

○講演内容

・人口が減少していく現実を受け止め、本町に合った教育をどのようにつくり直していくのかという観点が大事。
・行政・地域・学校・家庭の連携・協力が重要で、持続可能な社会づくりの担い手を育成する教育が必要。

○意見交換会

・子どもたちと高齢者が普段の生活の中で気軽にふれ合う場が必要。
・子どもたちが郷土愛を持って育ち、進学等で壮瞥を離れても卒業後に戻ってくるようなまちづくりが必要。
・子どもが将来も壮瞥で活躍したり、働いたりできる環境の整備が必要。
・子育て世代が安心して出産や子育てできる環境が必要。
・高齢者が若者とつながりを持った社会づくりや高齢者が稼ぐことができる仕組みづくりが必要。
・すべての世代が健全で自立した生活を送ることのできるまちづくりが必要。

第2回保健・福祉・医療分野

令和元年10月30日(水)
講師:岡本 拓也氏(ひじり在宅クリニック院長)
演題:人生100年時代の町づくり〜豊かに生き、しなやかに支えるために〜

○講演内容

・高齢化社会のキーワードとして「フレイル」(健常から要介護へ移行する中間の段階)、「ポリファーマシー」(多くの薬を処方されることによる弊害)があり、行政と医療機関がそれぞれ支援することが必要。
・生活習慣病の予防をしながら、社会的に関わり続けることが大切。

○意見交換会

・生活習慣病にならないための普及啓発を継続することが必要。
・保健師等に相談しやすい体制づくりが必要。
・健康に向けた啓発は、高齢者だけではなく小さい頃からしていくことが必要。
・子育て支援の一環として給食費に対する助成の検討が必要。
・災害時では、行政と自治会や民間事業者との連携が今まで以上に必要。
・避難所の備品整備はまだ不十分だと思われるので、今後も計画的な整備が必要。

第3回産業振興分野

令和元年11月7日(木)
講師:奥 博嗣氏(北海道農政部農業経営局農業経営課主幹)
演題:企業ノウハウを活用した地域農業・農村の活性化

○講演内容

・北海道では「企業連携・農業法人化サポートデスク」を平成28年4月に設置し、平成28年度からの3年間で地域と企業との連携実績は15社63件。
・村内全域にWi-Fiを整備し防災情報、天気情報等を利用することができるようになった初山別村の事例紹介。

○意見交換会

・第4次(現)計画の農業産出額の目標は達成しているが、担い手不足の解消や一戸あたりの収入額増にはつながっていないので、いろいろな観点から計画に位置づけていくことが必要。
・壮瞥の地の利を生かした施策を展開し、安定した農家収入を得ることにつなげることが必要。
・生産される農産物の価値・品質が高いということを認証する仕組みを整え、どのようにPRしていくのかを考えることが必要。
・道の駅の農産物の売り上げを伸ばしていくための取組が必要。
・インバウンドによる観光業の潤いは一部である。今後はどの対策に力を入れ、PRしていくのかを考えることが必要。

第4回まちづくり分野

令和元年11月13日(水)
講師:ロス・フィンドレー氏((株)NAC代表取締役)
演題:地域資源を生かしたまちづくり

○講演内容

・1995年に誰でも体験しやすいラフティングをはじめ、その後も北海道のフィールドを生かした様々なアウトドアアクティビティを通して地域の魅力を引き出してきた。
・ニセコが今の状態になったのは、行政の力ではなく外国の会社同士が連携して独自のルートでマーケティングを行ったことによるもの。

○意見交換会

・北海道の市町村は今が勝負のときである。移住者、関係人口等を呼び込むための施策の実施が必要。
・地域にある資源を無くしてしまうのではなく、最大限に活用することが必要。
・壮瞥町の良さを共有する場が必要で、移住者と地元住民が話し合い、それを融合して施策展開につなげていくことが必要。
・洞爺湖周辺の素晴らしい環境をより活用(サイクリングロードや遊歩道の設置)するため、関係機関と連携して取り組むことが必要。
・総合計画は、町民と行政とが協働でつくり上げ、実行していくことが必要。

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<分野別懇談会の様子>

【お問い合わせ先】
壮瞥町役場企画財政課企画広報係(電話:0142-66-2121

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