こんにちは。北海道壮瞥（そうべつ）町です。

地方への移住を検討している方は、持ち家と賃貸物件のどちらが良いか迷う方も多いですよね。

今回は、地方に住む場合、持ち家か賃貸か迷っている方へ、それぞれのメリット・デメリットを詳しく解説します。

地方の物件情報を探す方法や移住者のための支援制度についても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

地方で【持ち家】に住むメリット・デメリット

まずは持ち家に住むメリット・デメリットをご紹介しますので、検討中の方は参考にしてみてください。

持ち家のメリット

持ち家は財産になるのが大きなメリット。
自分名義の家なら自由に売買できます。
使わない時期に貸し出したり、家の一部を店舗にしたり、収入を得ることも可能です。

地方に住む場合、子供が家を出て部屋が空いたのでゲストハウスにした、という例もよくあります。

持ち家を一から建築するなら間取りや設備などが自由に選べるのもメリット。
新築マンションであっても、中には間取りを一部変更できる物件もあります。

家族が暮らしやすい間取りを考えたり、最新の設備を取り入れたりできるので、快適な暮らしが実現できるでしょう。

場所にもよりますが、地方だと広い土地が安価で手に入り、一戸建てが都市部よりも安く建てられる・購入できることが多いので、家を持ちたいけれど高くてなかなか手が出ないという方にもぴったりです。

住宅ローンで購入した場合、ローン完済後は税金と維持費のみでOKなのも嬉しいポイント。
賃貸とは違ってお金を支払ってしまえば、家賃などはかからず、ずっと住み続けられるのが魅力です。

持ち家のデメリット

賃貸と比較すると、購入するときに費用と時間がかかってしまう可能性があることはデメリットです。

中古物件ならすぐに入居できる場合もありますが、新築や中古物件でリフォームする場合は完成するまでの時間も考えておかなければなりません。
手続きも賃貸と比べると複雑で、時間がかかることが多いため、早めに動くと安心です。

毎年固定資産税がかかること、メンテナンス費や修繕費、各種保険費用などがかかることも覚えておきましょう。

持ち家を購入すると売却の手間などがあり、気軽に引越しができないこと、月々の金額を下げるのが難しいこともデメリットです。

地方で【賃貸】に住むメリット・デメリット

賃貸物件にはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
詳しく説明しますので、チェックしてみてください。

賃貸のメリット

賃貸は持ち家と比較するとすぐに住み始められて、引越しが楽にできるメリットがあります。
ライフスタイルの変化や理想と違うといったときでも、簡単に住み替えが可能です。

「移住をしたいけれど、その土地に住み続けられるか不安」といった方は、お試しで賃貸物件に住んでみるのも良いでしょう。

場所にもよりますが、都市部より家賃が安かったり、敷金・礼金がかからない物件もあるので、初期費用が抑えられるのもメリットです。

さらに、賃貸物件は設備を壊してしまうことなどがない限り、修繕費用はかからず、物件のオーナーや管理会社が維持・管理を行ってくれます。

また、洪水、台風、地震、家事などの災害時に住居が損壊してしまったとき、修繕を負担するのは基本的に貸主になります。
災害時のリスクを少なく済ませたいなら、賃貸が有利です。

賃貸のデメリット

賃貸物件は通常使用での劣化や傷以外は、退去時に元の状態に戻さなければならないという決まり（原状回復の義務）があります。

もし、故意や過失によって傷をつけてしまった場合は、修繕費を負担しなければならない可能性があるので、気を付けましょう。

同じ理由でDIYができないデメリットもありますが、原状回復できる範囲内で楽しむには問題ないでしょう。

また、地方では物件数が少ないので、最新の設備が整った新築や築浅物件を見つけるのが難しいかもしれません。
ただし、都心部より家賃がかなり抑えられるため、安くて広い間取りの物件は見つけやすいといえます。

そのほか、持ち家では住宅ローンが完済できれば老後に月々の支払いがなくなりますが、賃貸ではずっと払い続けることになるため、貯蓄は必要になるでしょう。

払うのが厳しければ家賃が安いところに引越せるメリットはありますが、老後は保証人を立てることや支払い能力を示すのが難しいなど、借りられる物件が限定される可能性があります。

地方に住むなら持ち家・賃貸どちらが良い？その判断方法とは

地方に移住しようと考えたときに、購入して持ち家にするか、賃貸物件を借りるか、迷いますよね。

それぞれのメリット・デメリットを知った上で、まずは自分たちの理想の暮らし方やライフスタイルを考えてみると良いでしょう。

例えば、以下のような観点で検討してみてはいかがでしょうか。

●家族構成に見合った間取りかどうか
●将来どのようなライフスタイルが良いか
●畑や庭の管理、雪かきが苦ではないか
●災害が多い地域ではないか
●通勤・通学がしやすい場所か
●周辺に必要な施設・お店があるか
●予算に合った家賃・購入価格かどうか、貯金に余裕があるか

家族構成に見合った間取りかどうかというのは、将来子供が増えたり、親が同居になるなどの変化も見通して、考えてみることが重要です。

また、老後はどのような生活がしたいか考えることも、決める上で大事な部分でしょう。

たとえば、田舎に住むのであれば「畑で自分たちで野菜を作りたい」という希望があったり、「今は地方に住みたいけど、老後は利便性の高い場所に引越したい」という希望があるかもしれません。

家族それぞれで意見が違う可能性もあるので、話し合っておくと良いでしょう。

そして、大きいのは金銭面の問題です。
持ち家は退職までに住宅ローンが完済できれば、後は家賃がかからないので、支払う年数によりますが老後は安心です。

また、資産価値が高い家であれば、売却して賃貸物件に引越す資金や高齢者施設への入居の一時金にすることもできるでしょう。
年金だけでは生活費が心許ない場合は、家と土地を担保にして借り入れをするリバースモーゲージという方法も取れます。

ただし持ち家は、デメリットでも挙げましたが固定資産税や修繕費などの支払いがあったり、簡単に月々の支払いを下げられないリスクもあります。

賃貸であれば管理のコストがかからず、家賃の安い家に引越しをすれば、月々の支払いを下げることが可能です。
そのため、仕事の確保や安定性、貯蓄の状態も判断材料になるでしょう。

地方の情報を知るには？壮瞥町の支援制度や移住体験も紹介

移住を希望する方で物件情報を知りたいなら、空き家バンクを利用するのもおすすめ。
空き家バンクとは、自治体が主体となって空き家情報を提供しているサービスです。
中には条件の良い築浅物件等もあるのでチェックしてみましょう。

移住したい土地の不動産会社に相談する方法もあります。
地元の方しか知らない物件を案内してくれるケースもあるので、活用してみてください。

そのほか、民間の物件検索サービスを利用したり、地元の方に直接尋ねるという方法もあります。

また、自治体によって違いますが、移住者向けの住居に関わる支援制度も多数あるので、利用してみるのも良いでしょう。

例としてこのような支援制度があります。

●引越し費用の補助
●新築住宅取得に関わる補助
●中古住宅購入の補助
●リフォーム費用の補助
●住宅設備費用の補助
●耐震工事費用の補助

壮瞥町への移住はおすすめ！支援制度や物件を探す方法をご紹介

壮瞥町には、このような支援制度があります。

●持ち家住宅取得奨励金
●住宅等リフォーム・住環境整備支援
●空き家整理改修補助金
●結婚新生活支援補助金

「移住してみたいけれど上手くやっていけるかが不安」というお悩みもあるでしょう。

そのような方でも安心して移住できるように、壮瞥町では、移住を検討中の方を対象に移住体験住宅での移住体験を実施しています。
壮瞥町の中心地にある平屋の住宅「ヤルヴィ（Järvi）」を1週間から1カ月間利用できます。

利用可能人数は5人までで、料金は1週間21,000円です。

「ヤルヴィ（Järvi）」からは有珠山と昭和新山を眺められるので、壮瞥町の自然を身近に感じられます。

壮瞥町自慢のおいしいランチやディナーを味わったり、洞爺湖や温泉を楽しんだり、思うままに過ごしてみましょう。
季節ごとに暮らし方は変わるので、さまざまな季節を体験してみるのも良いですね。

詳しくは「移住体験住宅ヤルヴィ（Järvi）」のページを確認してみてください。

また、壮瞥町で持ち家を購入したい方やリフォームしたい方、結婚生活を壮瞥町で始めたい方などは、「持家・空き家・民間賃貸住宅（支援制度）」をご覧ください。

引越し先が決まり、新しい街に移住する際にはさまざまな手続きも必要です。
「移住に必要な手続きとは？移住前と移住後に分けて詳しく解説！」も、ぜひ参考にしてくださいね。

地方に住む際はライフスタイルを考えて持ち家か賃貸か選択を

地方に移住を検討するときに、持ち家と賃貸で迷ってしまいますが、まずは理想の暮らしやライフスタイルに合った物件を探すのがおすすめです。

持ち家は、購入時に時間とお金がかかる、維持費がかかるなどのデメリットがありますが、財産になる、新築やリノベーション可能な物件なら間取りや設備が自由といったメリットがあります。

一方、賃貸は財産にはならないなどのデメリットがありますが、引越しが簡単、持ち家よりも初期費用や維持費がかからないなどのメリットがあります。

物件探しの際は、長い目で見たライフスタイルの変化や理想の老後生活、予算や資金計画など、条件を明確にしてから探すのが重要です。

地方の物件情報を知るには、空き家バンクや地域に根差した不動産会社などを活用しましょう。

移住者のための支援制度もあるので、利用すると移住しやすいです。

壮瞥町では住宅に関する支援制度が充実しており、移住体験もできます。

北海道への移住を検討しているなら、壮瞥町がおすすめです。

気になる方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

【お問い合わせ先】

壮瞥町役場企画財政課企画広報係

お問い合わせ入力フォームはこちらから

電話：0142-66-2123
メール：kikaku@town.sobetsu.lg.jp

壮瞥町はどんな町？

北海道の中央南西部、札幌市や新千歳空港から2時間圏内に位置し、2008年の「北海道洞爺湖サミット」で脚光を浴びた風光明媚な洞爺湖の東側に位置する町です。
年間150万人以上の観光客で賑わう国の天然記念物・昭和新山などの貴重な地質遺産が存在し、世界ジオパークに登録された洞爺湖・有珠山エリアにある人口2,500人ほどの小さなまちです。
北海道内では比較的温暖な気候から、リンゴ・サクランボなどの果樹、トマト・とうもろこし・アスパラガスなどの野菜、米などの多種多様な農産物が栽培されています。
また、昭和新山や有珠山などの火山の恵みである温泉施設も町内に点在しています。
壮瞥町について、もっと知りたい方は「まちの紹介」ページをチェックしてください！