そうべつ手帖

テレワークをしながら移住!コロナ禍で変わる暮らし方

こんにちは。北海道壮瞥(そうべつ)町です。

コロナ禍で「テレワーク」が普及したことにより、自宅で仕事をすることが定着してきた人も多いのではないでしょうか?

今までは、都心に暮らし出社することが当たり前でしたが、通勤する必要がないのであれば、「自然の豊かな環境に身を置き、地方でテレワークをしながら暮らしたい」という考えの方も増えてきています。

今回はテレワークをしながら移住を検討している人が増えてきている現状や、テレワークをしながら移住するメリット・デメリット、移住支援制度についてご紹介していきます。

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テレワーク普及により移住を検討する人が増加!

従来からテレワークは「個人のライフスタイルに応じた、柔軟かつバランスの取れた働き方」として推奨されていましたが、新型コロナウィルス感染拡大をきっかけに、多くの企業が感染防止対策のためにテレワークを導入し始めました。

2021年に内閣府が発表した「第4回新型コロナウイルス感染症の影響下における生活意識・行動の変化に関する調査」を見てみると、東京都23区ではコロナが流行する前(2019年12月)のテレワーク導入率は17.8%でしたが、緊急事態宣言後(2020年5月)では48.4%に上昇しました。
2021年9月にはさらに55.2%に上昇し、テレワーク中心の生活に変わってきています。

新しい働き方(ニューノーマル)が浸透していき、コロナの収束後も継続的にテレワークでの対応を検討している企業も多いようです。

都心ではなく地方でも同様にテレワークができると感じている方も多く、自然豊かな人口密度の低い環境で、今の仕事を続けたまま移住をしたいという関心が高まっています。
先程の調査結果では、東京圏に住む20代の44.9%が「地方移住への関心が高くなった」と回答しています。

また、地方出身者の中には故郷にUターン移住し、テレワークを続けているという方も。
今までは仕事が忙しくてなかなか故郷に帰れなかったという方が、テレワークの環境を活かし、両親のそばで生活をするライフスタイルを選ぶというケースがあるようです。

ファミリー層では、テレワークによって家族との時間が増えたことにより、今の環境のまま「自然豊かな地域でのびのびと子供を育てたい」と、地方移住を検討する家庭も増えています。

コロナ禍をきっかけに、自身の求める環境を見つめ直し、暮らしを地方へ移すことに関心が高まってきているようです。

テレワークをしながら移住するメリット・デメリット

テレワークが浸透したことで地方移住への関心が高まっていますが、テレワークを続けつつ地方移住することには、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
どちらも知った上でぜひ検討してみてくださいね。

テレワークをしながら地方移住するメリット

生活コストを抑えることができる

都心の生活に比べると、地方では家賃や物件価格がグッと下がります。
今まで通勤メインで物件を探していた方は、家賃が多少高くても駅から近い物件を選んでいたのではないでしょうか。

地方では、都心に比べて安い家賃・物件でありながら、広々とした土地や家が手に入ります。
食材も地方であれば新鮮なものが安く手に入ったり、畑で自給自足を行うことも叶うため、生活コストが抑えられます。

自然豊かな環境で家族とゆったり過ごせる

今まで出勤していた方なら、テレワークで家族との時間が増えたと感じる方も多いでしょう。
地方であれば自然に囲まれた広々とした土地・家で、ゆったりと家族との時間を過ごせます。

休日もキャンプや山登り、自然の中でのアクティビティなど、さまざまなアウトドアが楽しめるでしょう。
通勤の満員電車や渋滞のストレスから解放され、伸び伸びとした環境で子どもの成長を見守りながら仕事ができることは、大きなメリットではないでしょうか。

移住支援制度を利用できる

移住支援制度とは、都心から地方への移住を支援する制度です。
国の移住支援制度や自治体独自の支援など、さまざまな体制があります。

たとえば、東京都23区から地方へ移住を検討する方は、条件を満たすことで、国から最大100万円の支援金を受給することができます。
2021年から、テレワークで今の仕事を続けたまま移住をする場合も対象になっています。
詳細については、後ほど詳しくお伝えしますね。

テレワークをしながら地方移住するデメリット

社内のコミュニケーション機会が減る

そもそもテレワークで社内の人と対面で会う機会は少ないですが、地方へ移住することでさらに対面でのコミュニケーションの機会が減ってしまうという懸念はあります。

チャットやリモート会議で近況を共有したりと、繋がりを大切にすることで、地方にいても変わらずに仲間と仕事をすることができるでしょう。

出勤が必要なときに費用がかかる

完全テレワークであっても、企業によっては月に1回や年に数回など出社しなければいけない時があるかもしれません。
都心から離れた地方に移住した場合、会社へ行くための交通費や、場合によっては宿泊代などの費用がかかってしまいます。

地方では交通機関の本数が少ないため、出勤が必要なときは時間も費用もかかることを頭に置いておきましょう。
会社の行き来をする必要があるかどうかは、移住を決める前に事前に確認しておきたいですね。

利便性が下がる

地方へ移住をすると、やはり都心に比べ利便性は下がります。
スーパーやコンビニへの買い物も、移動手段は車が多いでしょう。

また、今までは欲しいものがあった場合にすぐ手に入れられる環境だったかもしれませんが、地方ではお店が少ないため、気軽に入手することが難しくなります。

ただし、少し時間と手間はかかってしまいますが、近年はインターネットで簡単に購入できるので、買い物の利便性は補えるかもしれません。

地方移住のメリット・デメリットとは?」でも詳しくご紹介していますので、ぜひ参考にしてくださいね。

テレワークによる移住者へのサポート体制も紹介

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先程のメリットでもお伝えした、移住支援制度についてご紹介していきます。先程のメリットでもお伝えした、移住支援制度についてご紹介していきます。

国が実施している移住支援制度には「移住支援金」「起業支援金」の2つがあります。
この制度は2019年から6年間を目処にした申請期限があり、地方自治体によっても詳細な制度が異なるため、2025年までに早めに確認しておきましょう。

国以外でも、地方自治体が独自で実施している移住支援制度がありますので、壮瞥町を例に合わせてご紹介していきます。

移住支援金

移住直前の10年間で、通算5年以上東京23区に住んでいる方、通勤・通学している方が対象の支援金です。

支給額は100万円以内(単身者は60万円以内)です。
「移住先となる都道府県もしくは市町村が移住支援事業をおこなっていること」が条件となり、対象となるのは東京圏外の道府県もしくは東京圏内の条件不利地域となります。

さらに、申請が処理されたあとは3ヶ月以上1年以内に移住することが条件で、申請後5年以上は継続して居住する意思があることも求められ、移住後も働く意思を示すことが必要です。

また、地域の中小企業で就業する、もしくは現在のテレワークを継続するなどの条件もあります。
2021年から、現在の仕事を継続してテレワークをしながら移住することも対象になっています。

この他にも細かな条件がありますので、内閣官房・内閣府総合サイト 地方創生「移住支援金」でも確認してみてくださいね。

起業支援金

起業支援金は、地方での起業を検討している方向けの支援金です。
移住先の地域の課題解決に向けた事業を起業することで、事業の伴走支援を行ってもらえる他、起業等に必要な経費の2分の1に相当する額を交付してもらえます。

新たに起業する場合は、東京圏外で社会的事業を起業し、公募から補助事業期間完了日までに個人開業または法人の設立が必要です。
そして、起業地の地域へ居住することが条件となります。

詳細については内閣官房・内閣府総合サイト 地方創生「企業支援金」を確認してみてくださいね。

壮瞥町の移住支援制度

北海道壮瞥町の移住支援制度には「子ども支援」「働き盛り支援」「高齢者支援」があり、経済的な負担を抑えることができます。

「働き盛り支援」では、例えば「持ち家住宅取得奨励金」があり、壮瞥町内で持ち家を取得(新築・中古)される方に取得費の10分の1以内が助成されます。

「子ども支援」では0〜18歳(高校卒業まで)の医療費が無料になります。
子育て応援祝金という制度もあり、新生児と小・中・高等学校に就学するお子さんに対して、お祝いの気持ちを込めて「祝金」と「壮瞥町商工会商品券」が贈呈されます。

さらに「高齢者支援」では、コミュニティタクシーというご自宅から目的地まで送迎する制度もあります。

詳しくは「壮瞥町の支援体制」をご覧ください!

また、テレワークができる状況だけどすぐに移住の決断ができないという方は、期間限定で暮らしが体験できる「お試し移住制度」を利用するのもおすすめです。

壮瞥町では移住体験住宅「Järvi(ヤルヴィ)」をご用意しています。
小高い坂を上った閑静な場所にある平屋住宅で、有珠山と昭和新山を眺めることができる最高のロケーションです。

お試し移住については「お試し移住とは?お試し住宅で暮らしを体験!」で詳しくご紹介してますので、ぜひご覧ください!

テレワークしながら地方移住!コロナ禍からのライフスタイル

コロナ禍をきっかけに、テレワーク中心のライフスタイルとなり、地方移住に興味がある方が増えました。

故郷にUターン移住をしてテレワークを続けているという方や、今の仕事を続けたまま「自然豊かな環境でのびのびと子供を育てたい」と考えるファミリー層も多くなっているようです。

テレワークをしながら移住するメリットは、生活コストを抑えられること、自然の中で家族と過ごせることなどたくさんあります。
国や自治体からの移住支援制度があるのも魅力的ですよね。

移住に興味があるけどまだ決断できない方は、一度お試し移住をしてみるのも良いかもしれません。

北海道にある壮瞥(そうべつ)町では移住を支援しています。
興味がある方はぜひお気軽にお問い合わせください!

【お問い合わせ先】

壮瞥町役場企画財政課企画広報係 「移住・定住相談窓口」

電話:0142-66-2121
メール:kikaku@town.sobetsu.lg.jp
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壮瞥町はどんな町?

北海道の中央南西部、札幌市や新千歳空港から2時間圏内に位置し、2008年の「北海道洞爺湖サミット」で脚光を浴びた風光明媚な洞爺湖の東側に位置する町です。
年間150万人以上の観光客で賑わう国の天然記念物・昭和新山などの貴重な地質遺産が存在し、世界ジオパークに登録された洞爺湖・有珠山エリアにある人口2,500人ほどの小さなまちです。
北海道内では比較的温暖な気候から、リンゴ・サクランボなどの果樹、トマト・とうもろこし・アスパラガスなどの野菜、米などの多種多様な農産物が栽培されています。
また、昭和新山や有珠山などの火山の恵みである温泉施設も町内に点在しています。
壮瞥町について、もっと知りたい方は「まちの紹介」ページをチェックしてください!


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