そうべつ手帖

移住して農業を始めたい!移住先の選び方や事前の確認ポイントは?

こんにちは。北海道壮瞥(そうべつ)町です。

都会から地方への移住で魅力に感じるのは、やはり豊かな大自然。
自然豊かな土地へ移住して、農業をしてみたいと考える方も多いです。

今回は農業分野での移住についてお話します。
新規就農を目指す場合の移住先の選び方や、事前に確認しておくべき移住先の制度、環境などについてご紹介します。
また、農業まではいかなくとも、田舎へ移住したら家庭菜園をしながら暮らしたいなという方向けのお話しも少ししたいと思います。

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移住して農業を始める人はどのくらいいる?

都会から地方の農村へ移住する方の多くが、自然の中での暮らしや農業に関心を持っています。
農作業をして汗を流し、獲れたての新鮮野菜を味わう! なんて生活、憧れますよね。

移住情報ポータルサイト「ニッポン移住・交流ナビ JOIN」が、農業分野における移住の実態レポートを出しています。
2014年度の住民基本台帳移動報告のデータを基にした分析によると、3大都市圏から郡部への住所の移動は約6万人以上、21大都市からの移動は約6~7万人。
都市部から農業分野への移住は6~7万人とみられます。

※3大都市圏:東京圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)、大阪圏(大阪府、兵庫県、京都府、奈良県)、名古屋圏(愛知県、岐阜県、三重県)
21大都市:政令指定都市と東京23区

地方移住を希望する都市住民と全国の地方自治体とのマッチングを行う「NPO法人ふるさと回帰支援センター」が2019年に行ったアンケートによると、移住希望地として人気が高いのは以下の5道県でした(移住相談に来場した方へ調査)。
1位:長野県
2位:広島県
3位:静岡県
4位:北海道
5位:山梨県

どれも豊かな自然が魅力的な地域です。
ふるさと回帰支援センターへの移住相談の件数は、2019年には4万9千件を超えており、地方移住を検討・希望する方が増えてきています。

移住先で農業を始めるための移住施策とは?

農業を志して移住してくる方々を応援し支えるために、各自治体はさまざまな移住施策に取り組んでいます。
例えば、移住者に対して格安の住居を紹介する、家賃の一部を補助する、農業研修の就労先を紹介するなどの取り組みがあります。
壮瞥町でもこんな取り組みを行っています!

雇用型就農者の募集

自分で農業を始めるのではなく、まずは農家に雇われてスタートする就農の形です。
壮瞥町では、多種多品目の農業生産を行い、農業経営の大規模化等によって若い働き手を必要としている法人がいくつもあり、全国から希望者を募っています。
初期投資や経営知識がなくても実務を学びながら農業を始められるので、リスクがありません。
働きながら経験を積んで、いずれ農業経営者として独立を目指すこともできますよ。

農業研修シェアハウスを提供

壮瞥町内で農業法人への雇用や農業研修を始める方へ、格安で入居できるシェアハウスをご紹介しています。
夫婦での入居も可能で、入居期間は最大2年間です。
農業研修シェアハウスについて、詳しい情報はこちらからもお読みください!

就農助成金の交付

新規就農者に対して、農地の取得や賃借、農業用設備購入費用などに助成金を交付しています。
条件はいくつかありますが、詳しくはこちらからお読みください。

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移住先の選び方や事前の確認ポイントも知っておこう

移住先で農業を始めたいなら、農業移住の促進に力を入れている自治体を移住先として選ぶことが大切です。
先ほどご紹介したような、新規就農や雇用就農に対する支援策が充実している自治体を探してみましょう。

自治体の役所には移住の相談窓口が設置されていますので、どんな移住施策が用意されているのか問い合わせてみてください。

移住受け入れに積極的な自治体では、そのほかの支援策も充実している可能性があります。
住宅補助や子ども手当、古家の改修補助、住居購入補助といった支援策があるケースもありますよ。

また、快適な生活を行うためには、医療施設や医療制度は整っているか、学校の数やレベルは希望に合っているかといった、生活面でのインフラなどの確認も必要です。
理想を目指して移住してきたけれど「こんなはずではなかった......」と後悔しないよう、事前に確認をしておきましょう。

壮瞥町で実施している支援制度一覧はこちらから確認してみましょう。

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移住先で家庭菜園をしたいならここを確認!

農業には興味があるけれども、仕事としてではなく、趣味として家庭菜園で自分の食べる分を作りながら暮らしたいという方もいるかと思います。
そんなときは、空き家バンクをチェックしてみましょう。
空き家の中には、家庭菜園用の畑がある物件もあったり、壮瞥町の町営住宅(公営住宅)だと家庭菜園用のスペースが設けられている住宅もあります。
また、壮瞥町では作物を育てる土づくりに不可欠な良質な堆肥『そうべつの恵み』を販売していますよ。
壮瞥町内で住宅を探すなら空き家バンクをご覧ください。

【まとめ】移住先で農業をやりたいなら、支援施策が手厚い自治体を選ぼう!

自然に囲まれた地方都市に移住して農業を始めたい!
そんな希望を胸に、地方移住を検討されている方が増えています。
移住の受け入れに積極的な自治体の中には、農業移住者に向けた手厚い支援策を用意している自治体も多くありますよ。
壮瞥町でも、農地の購入や賃貸に対する補助制度のほかにも、農業移住希望者に向けて雇用就農者の募集や、農業シェアハウスの提供などの支援策を用意しています。
北海道の大自然の中で農業を始めてみたい!という方や、家庭菜園をしたい!という方も、壮瞥町に興味を持ったら、ぜひお気軽にご相談くださいね。

【お問い合わせ先】

壮瞥町役場企画財政課企画広報係 「移住・定住相談窓口」

電話:0142-66-2121
メール:kikaku@town.sobetsu.lg.jp
お問い合わせ入力フォームこちらから

壮瞥町はどんな町?

北海道の中央南西部、札幌市や新千歳空港から2時間圏内に位置し、2008年の「北海道洞爺湖サミット」で脚光を浴びた風光明媚な洞爺湖の東側に位置する町です。
年間150万人以上の観光客で賑わう国の天然記念物・昭和新山などの貴重な地質遺産が存在し、世界ジオパークに登録された洞爺湖・有珠山エリアにある人口2,500人ほどの小さなまちです。
北海道内では比較的温暖な気候から、リンゴ・サクランボなどの果樹、トマト・とうもろこし・アスパラガスなどの野菜、米などの多種多様な農産物が栽培されています。
また、昭和新山や有珠山などの火山の恵みである温泉施設も町内に点在しています。
壮瞥町について、もっと知りたい方は「まちの紹介」ページをチェックしてください!


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