そうべつ手帖

【移住生活】移住して感じた生活の違い

こんにちは。
壮瞥町地域おこし協力隊の今井です。

長い冬を抜け、春になりました。
洞爺湖を臨む壮瞥公園ではGW明けにかけて、一面の梅が見頃を迎えました。

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梅に負けじと、桜も同時に咲き誇ることに驚かされました。

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さて、神奈川県から壮瞥(そうべつ)町に移住して半年が経ち、無事に冬を越して春を迎えました。

移住・定住担当の地域おこし協力隊として活動をしていますが、移住者の一人として壮瞥町に移住して実感した神奈川県との生活の違いについて、ご紹介させていただきます。


移住して感じた生活面の違い

移住者の一人として壮瞥町に移住して実感した神奈川県との生活の違いについて、以下で3点をご紹介させていただきます。

・町内放送

町内の様々な箇所に設置されているスピーカーや、各戸に設置されている防災無線から町内放送が流れます。
町役場からの案内(例えば、町内の施設に関する情報やイベント情報など)が町内放送を通じて流れてくるので、生活に必要な情報を漏らさず把握できます。

また、正午になると町内全体でサイレンが聞こえてきます。
壮瞥町は火山と共生する町であることもあり、鳴動テストを兼ねてお昼にサイレンを鳴らしているとのことです。
未だに不意を突かれると、ドキッとするときもあります 笑

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・灯油文化

移住する前、神奈川県では、冬と言えば床暖房やエアコンで暖を取っていました。

これは壮瞥町に限らず、寒い地域全体のことのようですが、冬は灯油ストーブが強力に部屋を温めてくれます。
こちらに移住してきてからストーブを用意することになるのですが、灯油ストーブには「煙突式」と「FF式」というバリエーションがあり、住まう家に合わせたストーブを買う必要があります。


 <参考:煙突式とFF式ストーブの違い>

  煙突式:燃焼に使う空気は室内の空気を使い、排気は煙突で外部に排出
  FF式:燃焼に使う空気を外から取入れ、排気を外部に排出

また灯油を備蓄しておくには当然タンクが必要となりますが、私が入居した家には引っ越してきた当初タンクがなく、まずはタンクを手に入れるところから手探り状態で対応することになりました。
周りの方々にいろいろと相談させていただく中で、見かねた町内の親切な方があれこれ全部対応してくださって、無事に暖かい冬を過ごすことができました。(この場を借りてお礼を申し上げます。ありがとうございました!!)


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写真はイメージで、移住体験住宅 「 ヤルヴィ 」 に設置されている灯油タンクです。


・雪国での自動車利用

電車が通っていない壮瞥町では、車がとても重要な移動手段となります。
もともと移住前に乗っていた前輪駆動車に、そのまま乗り続けようと考えていたので、ディーラーに相談したところ、エンジンオイルとウォッシャー液を寒冷地仕様のものに変更して、スタッドレスタイヤと冬用ワイパーを用意すれば大丈夫とのことでした。
(車種によって必要な対応が異なるので、必要に応じてディーラー等に確認してください。)

坂の勾配が厳しいところでは前輪駆動車であることもありタイヤが空転してしまうこともありましたが、勾配の厳しいところに用がない限りは何ら問題は感じませんでした。
冬は雪道なので、ブレーキをかけてから完全に停止するまでの制動距離が長くなります。
壮瞥町内でも特に洞爺湖畔は鹿を見かけることも多く、鹿にぶつかることのないように、特に夕方以降は普段以上に前方に目を凝らしての運転となりました。



以上の3点の他にも、雪の積もる期間の除雪の対応があったり、雪が解けると山菜がそこら中に生えていて取り放題状態であったり、驚かされることが多く、何だかんだと濃厚な日々を過ごしています。

これから、夏に向けて徐々に緑が豊かになってきています。
洞爺湖に魅せられて決めた移住。これから新緑の季節を楽しみたいと思います。

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