そうべつ手帖

北海道の冬の暮らしの特徴を知ろう!壮瞥町の工夫もご紹介

こんにちは。北海道壮瞥(そうべつ)町です。

北海道への移住を検討するとき気になることのひとつが、冬の暮らしについてではないでしょうか。
「寒さが厳しいイメージだけどどんな感じ?」「雪道の歩行や運転は大丈夫かな?」など、わからないことや不安なこともあるでしょう。

そこで今回のコラムでは、北海道の冬の暮らしについてご紹介します。
北海道の冬を快適に楽しく暮らすコツや工夫、壮瞥町での取り組みなどもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

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北海道の冬の暮らしの特徴は?

北海道の冬の暮らしといえば、厳しい寒さや大雪などがイメージされるのではないでしょうか?
もちろん、寒さや雪が大変な部分もありますが、それも北国・北海道の冬の大きな特徴。
寒さや雪と付き合いながら、楽しく暮らしている人がほとんどです。

北海道の寒さと積雪
北海道では、地域にもよりますが11月頃から初雪が観測され始め、12~3月頃までは雪が積もっています。
12~2月の気温は基本的に氷点下。
気温の低い北海道で降る雪はサラサラ雪が多く、雪が降っても傘をささないことがほとんどです。

壮瞥町と札幌市・旭川市の2021年11月~2022年4月度の平均気温を比較してみました。

冬の平均気温

 

2021年

11月

2021年

12月

2022年

1月

2022年

2月

2022年

3月

2022年

4月

壮瞥町

6.7℃

-1.6℃

-5.1℃

-3.6℃

2.8℃

6.4℃

札幌市

7.3℃

-0.5℃

-3.2℃

-2.2℃

2.6℃

9.1℃

旭川市

4.5℃

-2.9℃

-7.4℃

-5.6℃

0.6℃

7.5℃

※壮瞥町データは壮瞥町商工会「令和3年壮瞥気象観測データ」「令和4年壮瞥気象観測データ」、札幌市・旭川市データは気象庁データを参照

3月になると気温も上がり積もった雪も溶け始めますが、天候によっては3月、4月に雪が降ることも珍しくありません。

また、積雪のある地域では屋根の雪下ろしや家の周り・駐車場の雪かきなどが日常的に必要です。
雪が多い地域では、雪が降れば必ず、雪が多い日は朝と晩に2回雪かきなんてことも珍しくありません。
そのため、家には雪かき用のスコップやスノーダンプが常備されているのはもちろん、家庭用除雪機を持っていたり駐車場にロードヒーティングを入れる家庭もあります。

北海道の南西部に位置する壮瞥町は、比較的温暖で積雪もほかの自治体と比べると少なめです。
雪かきが毎日必要というほどではありません。

雪道運転と公共交通機関

凍結や積雪があるため、北海道では11~4月頃まではスタッドレスタイヤが必須。
タイヤだけでなく、ワイパーも冬用のものに交換します。
寒冷地や山道を運転する場合は、5月のゴールデンウィーク明けまで冬タイヤのままというエリアもあるほどです。

雪道では、スピードを抑え、急ハンドル・急ブレーキに注意し、車間距離をあけつつ慎重に運転が必要です。
除雪した雪が道路わきに積み上がって道路幅が狭くなることもあり、夏場よりも走行に時間がかかります。
車内は寒く、エンジンを温める時間も必要なので、出発の10分前にはエンジンをかけておくなど、冬の車移動は時間に余裕を持った出発準備が必須となります。

なお、冬は吹雪などの悪天候によって、電車やバスの遅延や運休がおこる可能性も。
悪天候によって視界が真っ白になる「ホワイトアウト」や地吹雪では、車の運転も危険なため、できるだけ外出を控えることをおすすめします。

特に高速道路は左右に遮蔽物(しゃへいぶつ)が無く、ホワイトアウトの状態になると前後左右の感覚が全くわからなくなることがあるので、雪に慣れるまでは下道での走行が良いでしょう。

逆に、雪の影響もなく利用できるのが地下鉄や地下街です。
札幌市中心部のみに限られますが、地下鉄の運行が乱れることはありませんし、地下街にはさまざまな店が入っているので、冬でも安心して楽しめます。

冬のアクティビティや雪遊び

北海道の冬はスキーやスノーボード、スケートなどの冬ならではのアクティビティも魅力。
スノーシューという雪の道を歩くための道具を使って、散策を楽しめるのも北海道ならではです。
市内や町内にスキー場、スケートリンクを持つ自治体も多く、多くの学校でスキーやスケートの授業を行っているので、北海道民にとってはとても身近なアクティビティです。

雪だるまやかまくら作り、ソリやミニスキーといった雪遊びにも、小さなころから親しんでいます。
冬期間にはイルミネーションや雪まつりなどのイベントも各地で多数開催されます。

壮瞥町は町内にオロフレスキー場があり、ニセコやルスツといった世界的にも有名なスキーリゾートにも1時間以内でアクセスできる好立地。
ウィンタースポーツを楽しみたい方には便利な地域です。

壮瞥町では、例年2月に「昭和新山国際雪合戦」が開催されます。
道内外・国外から参加者が集まり、熾烈な戦いが繰り広げられるイベントで、壮瞥町の冬の風物詩となっています。

壮瞥町内や近隣には温泉施設もたくさんあるので、ウィンタースポーツをたっぷり楽しんだあとは露天風呂で雪見風呂を楽しむのもおすすめです。

豊かな自然の中で子育てできるのも、地方移住のメリットのひとつ。
子どもと一緒の移住を考えている方は、「移住して子育てするメリットは?支援の例や注意点などもご紹介!」のコラムもぜひご参考ください。

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北海道の冬を暮らしやすくする工夫とは?壮瞥町の暮らしの工夫もご紹介

北海道の冬を暮らしやすくするために必要な工夫は、家の断熱と防寒です。

北海道の家は二重サッシやペアガラスなど熱を逃がさない工夫が随所に盛り込まれ、気密性・断熱性の高い住宅が多いです。
玄関にはサンルームに似た風除室とよばれる小部屋のようなものが設けられ、外の寒さや雪が室内に入り込まないようになっています。

暖房器具は各部屋にあり、パワフルな灯油ストーブや足元から暖める床暖房のほか、家全体を常に暖めるセントラルヒーティングシステムを導入している家庭もあります。
冬の外の寒さとは対照的に家の中は温かく、「北海道の室内では、冬でも半袖短パンでアイスを食べる」なんてこともあるほどです。

一方、外出時にはしっかりとした防寒対策が必要です。
冬の寒い時期にはダウンコートなど厚手のアウターにニット帽、手袋、冬用のブーツなどを準備。
室内は暖かいことが多いので、アウターは厚手のものを選び、中は重ね着をすると体温調節しやすいですよ。

冬の足元は防寒、防水仕様に加え、靴底の溝が深い冬仕様の靴が滑りにくいためおすすめです。
北海道の靴屋では「冬底モデル」「防水」「防寒」など、雪道を歩くのに特化した靴やブーツもたくさんあります。
歩くときは、つま先に体重をかけながら、すり足でゆっくり歩きましょう。

壮瞥町の冬の暮らしの工夫とは?

北海道では欠かすことのできない雪かきですが、壮瞥町はほかの市町村と比べても比較的雪が少ないエリアのため、雪かきが毎日必須というほどではありません。

国道などの大きな道路は除雪が行き届くのも早く、町道などもきれいに除雪が施されていることがほとんど。
そうはいっても雪かきは重労働ですので、自分で除雪をするのが難しい高齢者などには社会福祉協会が有料で除雪手伝いも行っています。

また、雪が降っていなくても、夜間や早朝は道路が凍結していることもあるので、運転・歩行には注意が必要です。

壮瞥町にはJR駅がないので、移動手段はバスかコミュニティタクシー、または自家用車を利用します。
バスの運行本数はあまり多くはないので、自家用車があった方が便利です。
冬道運転のことを考えると4WDの車がおすすめです。

壮瞥町周辺はリゾート地なので、子ども向けのインドア遊び場などファミリー向けの遊び場もたくさんあります。

移住前に北海道の冬の暮らしを体験するなら、お試し移住もおすすめ。
実際にその土地での暮らしを体験し、雰囲気などを知ることができます。

「お試し移住って何?」「どんなことが体験できるの?」という方は「お試し移住とは?お試し住宅で暮らしを体験!」もあわせてぜひご覧ください。

壮瞥町では、移住を検討している方に「移住体験住宅 Järvi( ヤルヴィ)」もご用意しています。
1週間~1カ月の期間で、お試し移住が体験できます。

北海道の冬の暮らしを楽しもう! 寒さも雪もここだけの体験

北海道の冬の暮らしは厳しい寒さや大雪などのイメージがあり、「大変そう」と心配している方も多いのでは?
大変な部分ももちろんありますが、寒さも雪も北国・北海道の大きな特徴で、地元の人たちは上手に付き合い、工夫しながら楽しく暮らしています。

北海道の住宅は断熱性が高くパワフルな暖房器具で、室内はポカポカ!
冬でも室内では半袖短パンでアイスを食べることも。
一方で外出時にはしっかり防寒し、足元は靴底の溝が深い冬用ブーツを着用。

雪道運転にはスタッドレスタイヤが必須で、11~4月頃と半年ほども冬タイヤを装着しています。
最近は大雪のニュースも多いですが、国道などの大きな道路の除雪は迅速に対応されていることが多いです。
北海道に移住して「冬の暮らしをしっかり知りたい! 」という方は、お試し移住などもぜひ活用してみてください。


北海道壮瞥町も、移住・定住サポート、仕事、子育て、住まいなどをサポートしています。
気になる方は「壮瞥町の移住情報サイトのお問い合わせ」からお気軽にご連絡ください!

【お問い合わせ先】

壮瞥町役場企画財政課企画広報係

お問い合わせ入力フォームこちらから

電話:0142-66-2121
メール:kikaku@town.sobetsu.lg.jp

壮瞥町はどんな町?

北海道の中央南西部、札幌市や新千歳空港から2時間圏内に位置し、2008年の「北海道洞爺湖サミット」で脚光を浴びた風光明媚な洞爺湖の東側に位置する町です。
年間150万人以上の観光客で賑わう国の天然記念物・昭和新山などの貴重な地質遺産が存在し、世界ジオパークに登録された洞爺湖・有珠山エリアにある人口2,500人ほどの小さなまちです。
北海道内では比較的温暖な気候から、リンゴ・サクランボなどの果樹、トマト・とうもろこし・アスパラガスなどの野菜、米などの多種多様な農産物が栽培されています。
また、昭和新山や有珠山などの火山の恵みである温泉施設も町内に点在しています。
壮瞥町について、もっと知りたい方は「まちの紹介」ページをチェックしてください!

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