そうべつ手帖

そうべつくだもの村の "浜田(留)果樹園"にお邪魔しました!

こんにちわ!地域おこし協力隊のはらです!

壮瞥町といえば、みなさん何を浮かべますかー?

有珠山?昭和新山?洞爺湖?いろいろと見所の多い壮瞥町ですが、リンゴ!と思った方も多いのではないでしょうか?

第2回目の研修はリンゴの収穫期真っ最中の10月から浜田(留)果樹園にて研修を行ってきました!

フルーツが大好きなのでとっても楽しみにしていました!

代表の浜田さんは、福島の農業短大を卒業されてから、就農34年目。おじいさんの代から現在の果樹園を始められて現在3代目だそうです。ちなみに浜田さんは、そうべつ道の駅の中にある売店サムズの社長さんでもあります!

今回は、リンゴ・プルーン・葡萄の収穫とリンゴの葉摘みを研修させて頂きました!

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青空とリンゴの赤と緑のコントラスト。真っ赤なリンゴが可愛いですね。

そうべつくだもの村の真っ赤なリンゴ

有珠山と昭和新山も見えて、とても美しい景色です。

まずはリンゴの収穫をさせて頂きました。

色づきの良いリンゴを選び、ヘタの上部を親指と人差し指で押さえ、手首を返すとポキッと折れます。力を入れなくても自然と木から獲れます。そして収穫したリンゴを、音を出さないぐらい丁寧にカゴの中に入れていきます。

果物は、非常にデリケートで、少し当てた部分がどんどんと傷みだし、あっという間に品質の低下が起こるので、取り扱いには注意をしなければなりません。

最初は、リンゴを枝に当ててしまい傷を付けてしまったり、ヘタごと取れてしまったりと、思った以上に神経を使う作業でしたが、手の入れ方や体勢に慣れてくると、スムーズに収穫が出来るようになりました。

そうべつくだもの村の浜田(留)果樹園のリンゴの木

たわわに実る真っ赤なリンゴの木。

そうべつくだもの村の浜田(留)果樹園のリンゴの収穫作業

浜田さんと従業員の方とリンゴの収穫。

収穫を進めるうちに綺麗なリンゴだなーと思ってひっくり返してみると、真っ白だったりすることがあるのですが、そんなことが無いように葉摘みという作業が必要になってきます。

葉摘みは、リンゴを赤く育てる大切な作業です。実の上部にある葉っぱを輪ゴムで止めて、色のついてない面を光に当たるように反転させます。この作業を行うことにより全面が真っ赤な美しいリンゴへと育つのです。そして、色づきの悪いリンゴに1つずつ丁寧に行っていき、時期を見て再び収穫をします。

浜田(留)果樹園では、リンゴの木はおよそ2町の土地に2000本ほど植えられており、人気の品種のつがる・さんさ・レッドゴールドなどを栽培しています。

数年に一度、品種更新のために木を植え替え、3年から5年経つと収穫のできる良い木になるそうです。

そして、収穫量の全てを左右するのが、今回は体験できなかった剪定作業です。

5月20日頃を過ぎると白やピンクのリンゴの花が咲くのですが、大きく美しく咲いている花を残し、間引き作業を行います。そうすることにより良いリンゴがなるそうです。

木の剪定作業は、冬から春まで行うそうです。枝やつぼみの色など、木の状態を見ながら、できる限り多くの花が美しく咲き、綺麗なリンゴがなるように、一本一本丁寧に手入れを行います。

リンゴを育てる中でこの作業が一番難しいと浜田さんはおっしゃっていました。

健康な木を育て、手入れの行き届いた剪定を行えるからこそ、多くの美しいリンゴの実がなるのですね!

収穫期が始まった9月下旬。北海道に上陸した台風の影響により浜田(留)果樹園さんでは、木が倒れてしまったり、収穫を間近に控えていた実が落ちてしまったり、実に傷が付いてしまったり、その数なんと100箱以上にもなったそうです。

一年間の努力がこの時期に水の泡になるのは何とも悔しいですね。大きな被害に遭われてかなり落ち込んでるのでは?と思いきや浜田さんは、穏やかな口調で『こんなこともあるさー負けてられないよー』と言って笑顔を見せてくれて安心しました!

リンゴの収穫以外にも葡萄の収穫を手伝わせて頂きました。

この日収穫した青葡萄の品種は、『ポートランド』。こちらの葡萄は、直接販売する葡萄と北海道ワインさんが生産する白ワインの原材料となり、そうべつワインとしてサムズで販売されています。

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販売用とワイン用に栽培されるポートランド。

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濃縮葡萄液になるキャンベル。

黒葡萄は、『キャンベル』を収穫しました。こちらもサムズで購入できる、そうべつくだもの村の農家さん達が生産している人気の濃縮葡萄液になるそうです。

どちらも、とってもいい香りの葡萄で、味も抜群でした!

美味しい葡萄の見分け方は、葡萄の枝から分かれた1番目と2番目の房だそうです。食べてみると、確かに3番目の房よりも1番目の房の方が甘みが強く美味しかったです!

葡萄の房は、なるべく小さいほうが甘みが凝縮するそうで、房の整理を行う管理作業を行っているため、甘い葡萄になるそうです。

浜田(留)果樹園さんでは、オーナー制度を取り入れているので、収穫時期だけに来て、1本全てのリンゴを持って帰ることが出来るそうです。価格も1万円程度らしいので、仲間とシェアして1本のリンゴの木のオーナーになるのも良さそうですね!

次回は研修ではなく、くだもの狩りを楽しみに行きたいと思います!

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収穫したリンゴと浜田さん。

今回は、お忙しい中ありがとうございました!

浜田さんご夫妻とご両親、そしてスタッフの皆さんが優しく、わきあいあいとした雰囲気で、とても楽しかったです!

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