そうべつ手帖

今までと違う通勤路。野生動物と遭遇!

こんにちは。壮瞥町地域おこし協力隊の水野です。

移住してから通勤時間が2時間から15分へ、電車から車へ変わりました。
通勤時間が短縮できたので、生活に時間のゆとりもできてうれしい限りです!

でも、通勤や仕事で車を運転する時間が増え、今までと違う事で気を付けなくてはいけない事があります。
それは、野生動物との遭遇です。

毎日、通勤で湖が見える高台の道から、更に小さい山を一つ越えて職場までむかいます。
小さい山を越える道は整備されたきれいな道ですが、動物の生活圏にお邪魔しているような状態で、野生動物が突然現れたりします。

出会う野生動物も都会ではあまり遭遇しない生き物が多く、鹿、きつね、たぬき、リス、へび、イタチ? 鳥も、トンビ、鴨、サギ、カモメ。
山間部にカモメが飛来するのは、海が近いからですね。

動物と遭遇する時はいつも突然なので、「ワッ!」「ヒャッ!」「エッ?」といった感じで、思わず叫び声をあげてしまうほど驚いて、バクバクした心臓の鼓動を抑えながら減速してしばらく徐行します。

キタキツネの兄弟

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写真は、通勤路で遭遇したキタキツネの兄弟です。
三兄弟でしょうか。
最初に見かけた時は兄弟仲良くかたまっていましたが、時間の経過とともに単独で色々な場所に現れるようになりました。
道をヒョイヒョイ横切るので、とにかく、ゆっくりゆっくり走行するようになりました。特に夜間は要注意です。

鹿ファミリー

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これは国道沿いの原っぱです。
まるでサファリパーク。この後、いっせいに走り出しましたが、跳ねるように走る姿は圧巻です。
ただ、近くで見るとメチャクチャ大きいのです。
目が合うと「何かご用?」という感じで、人間に慣れているのか堂々としていて逃げません。
私の方があたふたします。

北海道では、車と鹿が衝突する事故が多く、友人から「鹿が車に体当たりしたら大破するから気を付けて」といわれました。
大きい鹿なら確かに車は負けてしまいそうです。
鹿笛という警笛があり、車に取り付けて人間の耳では聞こえない周波数の音を出して、
「車、通りますよ~、気を付けて~」と動物に警告するらしいのです。
それで動物がよけてくれるなら、取り付けてみようかなと思っています。

鹿とのトラブルは車だけではなく、鉄道でも同様に起こるようで、先日、テレビのニュースで、2021年のデータですが、鹿と電車が衝突して運休や遅れが出たケースが2632件! 熊との衝突は46件と報道されていました。
そういえば、昨年、函館本線の特急列車を利用した時に、線路に鹿が侵入して電車が遅れ、乗り継ぎの新幹線にギリギリ乗車できたのを思い出しました。
北海道では野生動物の道路や鉄道への侵入は社会問題になっているのです。

鹿とのトラブルを防ぐための心得とは?

自然豊かで美しい北海道。
気持ち良くドライブを楽しむために、鹿に気を付けるちょっとした知識としてアドバイスを頂きました。

① 鹿は冬と夏の生息地を移動させるので、移動期の3~5月と10~11月は飛び出しが多いので注意。
②鹿が移動する時間帯は朝方と夕方が多い。
③鹿は群れで行動するので、1頭出てきたら、2頭3頭と出てくるので、しばらく徐行して様子をみる。
④ヘッドライトにキラッと反射するものがあれば鹿の目かも。走行注意!
⑤タイヤのブレーキ跡がある場所は、鹿を避けた可能性あり。鹿の移動ルートかもしれないので要注意!

北海道で野生動物に気を配るのは常識だそうです。
移住して間もない私は特に心して車の運転をしたいと思います。

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