そうべつ手帖

旅するように暮らす

こんにちは。壮瞥町地域おこし協力隊の水野です。

壮瞥町に移住して2カ月半が過ぎました。
暮らしも仕事も少しずつ自分のペースができつつあります。

旅するように暮らす

私は東京→長野経由で壮瞥町に移住してきました。
東京と長野はしばらく二拠点で行ったり来たり、直近の約3年を長野で過ごしましたが、
会社は変わりませんでしたので、約2時間弱かけて電車通勤をしていました。

平日は、日中慌ただしく仕事をして、夜遅く最寄り駅に着きます。
電車から降りると、日中と違う景色、空気、香り。
深呼吸一つすれば、旅をしているわけではないのに、すっかり、気持ちが旅のモードに切り替わります。
田舎なので街頭もまばらで真っ暗。でも、星や月は言葉にならないほどクリアで美しい。
仕事の疲れも吹っ飛び、一瞬で気持ちのスイッチを切り替える自然の力は凄いなあと思います。

まるで毎日旅をしているようでした。
この感覚は生活していた3年間ずっと続きました。

4月から壮瞥町に住んでいますが、長野にいる時より、更に強く旅をしているような感覚で生活を楽しんでいます。
毎日飽きる事なく、自然の変化に癒され、楽しみ、新たな発見とそこから様々なヒントを与えて貰っています。

『旅するように暮らす』
これは、移住した私の生涯のテーマになるのだと感じています。

旅しているように感じる一瞬、一番好きな壮瞥の時間

では、移住2カ月半で最初にお伝えしたい、旅しているように感じる一瞬、一番好きな壮瞥の時間をご紹介します。

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それは、朝、日が昇る時間です。
北海道は日本の最北端、6月の夏至をピークに思った以上に日の出が早く驚いています。

6月の壮瞥町の朝はまだ肌寒く、カーディガンを羽織って、暖かい飲み物を持って
ベランダで暫く昇り続ける朝日を眺めます。

あたりがうっすらと明るくなるのが午前3時ちょっと過ぎくらいから。
この時期の日の出時刻は3時39分で、洞爺湖の東側のやまなみから静かに日が昇り始めます。
まだ誰も活動していない静かな時間に、都会ではあり得ないほど近場で鳥がいっせいにさえずり始めます。

この心地良さは、晴れた日だけではなく、曇りや雨の日も違った景色で楽しませてくれます。
あと数時間すれば、いつもと同じ一日が始まります。
でも、このひと時は旅をしているような贅沢な気持ちで時間を楽しみます。

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そして、夕暮れも。

天気の良い日の日暮れは、あたり一面ピンク色に染まります。

夏至の頃の日没は19時7分。
ゆっくりと日が沈み、20時過ぎてもうっすらとやまなみが見えるくらい一日が長く、幸せな季節です。

ちなみに、日本の最南端の沖縄の夏至の時刻をご紹介します。
日の出が5時38分:日没が19時17分。
北と南で日の出が2時間も違うのですね。

冬が長く寒さが続く北海道壮瞥町。
この穏やかで爽やかなひと時を愛しみながら過ごします。

壮瞥町で『旅するように暮らす』日常を、これから少しずつご紹介していきたいと思います。

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