『夜空を見る集い』に参加してきました!
こんにちは!壮瞥町地域おこし協力隊"おしみ"こと、清水です。
前回のブログ「【日本で3番目!!!】北海道おすすめスポット」で予告していました『夜空を見る集い』の
令和2年8月12日(水)と8月25日(火)、2回分をまとめてレポートしたいと思います!
第1回目の8月12日(水)は「ペルセウス流星群・土星・木星の観測」
はじめて夜の天文台へ。
昼とはなんだか雰囲気が違います。
(建物だけど)私には生き生きしているように見えました。
参加者が集まり始め、19時。
いよいよ『夜空を見る集い』がスタート!
いつもは大人の方が多いということですが、私以外は小学生くらいのお子さんと保護者、という家族連れが4組。
(新型コロナウイルス対策の為、少人数、壮瞥町民限定で行われました。)
"星のおじさん"ことトッシイさんは、壮大な宇宙の話を小物を使って分かりやすく、そしてユーモアを交えながら解説してくれて、研修室は一気に和やかな雰囲気に!
この日は惑星の観測と、もう一つロケット作りもありました。
が、作り始めてすぐ、雲が晴れてきたので予定変更!
「(観測には)今が絶好のチャンス!!」
ということで、少人数のグループに分かれて天文台へ。
研修室を出て、廊下を歩いた数メートル先が天文台の建物。
最上階には螺旋階段を上っていきますよ。
最上階!いよいよ望遠鏡の登場!
入口の狭くなった最上階には、きれいにメンテナンスされた望遠鏡。
壁のボタンを押すと「ウイーーーーーーーーーーーーーーーン」
白いドーム型の扉が開いて、夜空が広がっていきます。
トッシイさんがピント調節してくれた望遠鏡を覗くと縞々の木星が!
私たちのいる地球は約24時間で1回自転します。
ですが、木星の自転は約10時間!(地球と比べるととても速いですね!)
望遠鏡で木星を見た時、縞々模様が空気でかすかに揺れていて、高速で回転しているように見えました。
そして次は土星。
土星の環に感動!
地球と土星の距離は約1,500,000,000㎞。(=15億㎞)
リニアで行っても約300年掛かる(!)途方もないくらい遠い場所にあるんです。
ガリレオ・ガリレイによって、人類は初めて土星の環を観測しました。
それが1610年。(今から410年も前!)
ちなみに土星が誕生したのは約46億年前。
ほんの少しの間ですが、壮大な浪漫を感じる時間でした。
(格好良く言ってますが、実際は童心に帰って控えめにはしゃいでいます。)
ペットボトルでロケット作り
研修室に戻り、ロケット作り再開!
図工の成績だけは良かった私。
「小さいお友達に負けてられないわっ!」と意気込んでいましたが
「え、どこどこ?...ここ何センチ?」と出遅れながらも、時間内に何とかみんなと同じような形に完成させました。
(注:仕上げは第2回に続きます。)
この日の集いは21時終了予定。
ペルセウス流星群は22時頃がピークという事で、残念ながら天文台では見られず。
ですが、さすが日本で3番目に透明度の高い夜空!
天文台の灯りが点いていても、空いっぱいに星が見えました。
はじめましての方ばかりでしたが、みんなで「あれがカシオペア!こっちが夏の大三角形だね!」と言いながらの楽しい時間を過ごせました。
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第2回8月25日(火)は「旧暦7月7日は神話の七夕 織姫と彦星を見つけましょう」
この日はあいにくの天気。
雲が多く星を見るのは難しそうだったのですが...
・ロケット作り後半
・七夕の願い事(短冊)
・ロケット打ち上げ
・花火
と、盛り沢山の内容!
バラバラのパーツをグルーガンを使ってくっ付けていきます。
(トッシイさんが持っているのがグルーガンです。)
熱で樹脂を溶かして接着剤のように使うのですが、私ははじめてだったので悪戦苦闘!!
何度も触ってしまい樹脂だらけ!
指がどんどん固まって余計作業が進まない状況に、、
固まった樹脂を引きちぎりながら奮闘し、ロケットの胴体にハネを付けて、カラーテープで飾り付けをして、なんとか完成!
これが図工5(過去の栄光)の実力です!
想像上の火星人を搭乗させてみたのですが、いかがでしょうか?
嬉しいことにお母さま方からは好評でした!喜
七夕物語
7月7日、年に一度織姫と彦星が天の川で会うお話。
でも、なぜ年に一度しか会えなくなったかあまり知られていません。
「天帝(てんてい)」の一人娘「織姫」は大変働き者でした。
そんな娘にお婿さんを探してあげようと、こちらも働き者の牛飼い「牽牛(けんぎゅう)」を引き合わせます。
2人は出会ってすぐに恋に落ちますが、仕事の事など忘れて毎日遊んでばかりの暮らしをしていました。
「少しは仕事しなさい」と注意しても「明日からちゃんと働きます」と返事はしますが、一向にそんな気配はありません。
そこで怒った天帝は2人を天の川の西と東に分けてしまいます。
牽牛と会えなくなった織姫は毎日泣いて暮らしました。
かわいそうに思った天帝は「一生懸命働くなら、1年に1度会うことを許そう」と言います。
2人はまた一生懸命働きました。
すると7月7日、どこからともなくカササギが現れ、天の川に橋を架け、2人を会わせてくれたのです。
なぜ7月7日なのか?
ここで言う7月7日は旧暦。その日は上弦の月。
満月では明る過ぎて、新月では暗くて辿り着くのが大変。
夕方は2人の足元を照らし、登りついた頃に暗くなる、ロマンチックな上弦の月がピッタリだったんです!
参加したみんなで短冊にお願い事を書いて、笹の葉に飾りました。
(トッシイさんはもう18年程この七夕のイベントをしているそうですが、ここで書いたお願い事が叶うのを何回も見ているそうです!)
みんなで作ったロケットを飛ばします!!
水を入れて、発射台にセット!
更に、空気を入れて圧を掛けます。
(打ち上げはトッシイ隊長が担当です。)
5...4...3...2...1...
発射ーーーーーー!!!!!
打ち上げ、大成功!!!
大人も子供も、声をあげて大興奮!
途中見えなくなって、星になってしまったと思ったくらい高く飛んでいました。
「すごく飛ぶやつは明日にならないと帰ってこないよ!」とトッシイジョークも打ちあがったところで、お待ちかねの花火大会!
東京では花火をする場所がほとんどありません。
(出来たとしても線香花火くらいです。)
最初は少し遠慮していましたが、たくさん数も種類もあったので、小さなお友達に交じって手持ち花火を楽しむことが出来ました。
(トッシイさん、ありがとうございました!)
元々星に興味はあったのですが『夜空を見る集い』に参加してから、以前より夜空を見る回数がグンと増えました。
星の勉強だけでなく、望遠鏡で惑星を見られる貴重な体験や(天文台の螺旋階段を上るだけでワクワクする!)
その季節の楽しみ方を大人も子供も関係なく、みんなで共有する楽しさは都会ではなかなか味わえないと思います。
そして、ボランティアで続けてくれているトッシイさんあってこそだと感じました。
望遠鏡のメンテナンスや天文台の管理、『夜空を見る集い』で楽しんでもらう為の色んなアイディア。
こんなに愛情いっぱいの方がいる事も、町の大きな宝のようにも感じました。
大人の方は今からでも、子供の時に味わえなかった経験が出来て楽しめると思うので、気になった方は是非、参加してみてくださいね!