そうべつ手帖

素敵な散歩道【洞爺湖に浮かぶ中島】

こんにちは。壮瞥町地域おこし協力隊の水野です。

さて、今回は、いつも眺めている洞爺湖に浮かぶ中島を訪ねてきた体験を綴ります。
毎日、洞爺湖にどっしりと鎮座する中島の雄大な姿を眺め、あそこにはいったい何があるのか、行ってみたくて仕方ありませんでした。
そして、10月の終わりの紅葉が美しい季節に、いよいよ訪ねる機会が訪れました。

中島には遊覧船に乗船して向かいます!

中島に行くには、遊覧船に乗船します。
乗り場は洞爺湖畔にあり、30分毎に発着していて(冬季は60分毎)中島までは、25分ほどです。
上陸できるのは、4月下旬~10月末までの期間です。
遊覧船に乗船するだけで、どこか遠くに来たような...旅気分に浸れます。
でもここはご近所の見慣れた場所。
下船する25分後に何が待っているのか心がはずみます。

↓訪ねた日の朝に撮影した中島です。ここにはいったい何があるのだろうか...。
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さて、洞爺湖温泉(洞爺湖町)にある発着所から、静かに滑るように出航した遊覧船が、中島に近づいて行きます。
洞爺湖に浮かぶ島は4つ。大島、弁天島、観音島、まんじゅう島、総称して中島と呼ばれています。
今日は一番大きな大島へ向かいます。

↓船上から羊蹄山が綺麗に見えます。
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訪問を歓迎して貰っているかのような快晴のお天気。
今回は壮瞥の友人と訪ねました。
船は弁天島、観音島を迂回して、大島の桟橋にとまります。

↓湖面がまるで鏡のように綺麗に大島を映し出します。
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中島上陸!まずやる事は?

上陸すると、湖の森博物館があり、中央の入り口から入り、その奥に散策用ゲートがあります。
館内は向かって右側にカフェ、左に博物館があり、中央に受付とトイレがあります。
散策路にはトイレがありませんので、ここですませておいた方がよさそうです。

壁に地図が貼ってあり、3つのコースとおよその時間が明記されています。
・1周探検コース 7.6Km 約3時間
・アカエゾマツ倒木往復コース 往復4Km 約2時間
・森散策コース  1.3Km 約45分
コースが決まったら、受付にある指定の用紙にコース名と出発時間、連絡先を記入します。
受付奥の散策路出入口のドアを出ると、外にもう一つゲート入口の木の扉があります。
さあ、散策スタートです!

↓中島・湖の森博物館のパンフレットです。
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さあ、いよいよ散策スタート!ワクワクします。

カラマツ林を進みます。
カラマツは常緑のマツ科では珍しい落葉樹です。紅葉すると黄色や茶色に変色し、とても美しいです。

この先に何があるのか、ワクワクします。

↓立派なカラマツ林
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↓足元はふかふかのウッドチップが敷かれていて、歩くのが楽しくなります。
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↓上を見上げると、紅葉した木々からもれる木漏れ日が綺麗です。
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導かれるように到着【大平原】

私たちは森散策コースを選びましたが、途中、標識を見逃して、ずっと先まで進み、アカエゾマツ倒木往復コースの途中にある【大平原】でUターンして戻ってきました。

とにかく歩いていて気持ちが良くて、途中少し勾配がありますが、森林浴しながらどんどんどんどん進んで行けるのです。
急に視界が開けたと思ったら、そこが【大平原】でした。
まるで導かれるように、気付いたら到着していたという感じです。

↓急に視界が開けたら、そこは【大平原】。中央に見えるのが羊蹄山です。
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大平原はものすごく見晴らしが良く、心が穏やかになりました。
そこで、のんびり1時間半ほどかけてランチタイム。
太陽が真上にあって暖かく、風が穏やかに流れ、あまりの心地よさに、時間を忘れるほどでした。
その場所は、洞爺湖の真ん中に浮かぶ島。
突然現れる不思議な広い平原。
私がいつも家の窓から眺めている、いったい何があるのか知りたかった場所です。

【大平原】でパワーチャージ

実は、今回の中島散策は、中島に関して事前にリサーチする事なく訪ねました。
好奇心の赴くままに訪ねましたが、後日、あまりに心地よい時間だったので、洞爺湖中島について調べてみました。
洞爺湖は風水で屈指のパワースポットという事は知っていましたが、その中でも、【大平原】は特にエネルギーが集結している場所だそうです。
なるほど、洞爺湖と中島を眺めていると、不思議に癒され、励まされ、勇気を頂いている意味が理解できたような気がしました。

↓波打ち際で、帰りの遊覧船を待ちます。水が透明で綺麗です。
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中島を訪ねた後で想う事

最近は、中島の紅葉も終わり、木々の葉が一斉に落葉し、見通しが良くなりました。

対岸から望遠鏡で中島を眺めながら、あの道を通って行ったのかしら...
誰もいない大平原は今、どんな感じなのだろうか...等、想いを巡らせています。
実際に訪ねたからこそできる想像。
中島に行ってよかったです。

中島は11月から春までは閉ざされた島になり、人が立ち入る事はできません。
春の訪れとともに、パワーを頂きに再度訪れる事を楽しみにしています。

↓11月中旬の中島。うっすらと雪化粧をしています。
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