そうべつ手帖

念願だった『昭和新山』 登山

こんにちは。地域おこし協力隊の杉山です。


9月27日(日曜日)に、町教委主催の"子ども郷土史講座"が行われ、壮瞥小学校の児童達と一緒に"昭和新山"登山に参加しました。

昭和新山は、世界でも珍しい個人所有の火山で、国の特別天然記念物に指定されています。
残念ながら、普段は自由に立ち入ることはできませんので、入山には所有者許可が必要です。
(※昭和新山の立ち入り規制は、民有地のためではありません。
事故防止のため、環境省・道・町が、定めたものです。諸々の条件をクリア-した場合のみ入山可です。)



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小さな頃、近くには住んではいたものの昭和新山に登る機会に恵まれず、
以前「ブラタモリ」の特集を見て以来、昭和新山への興味が深まり「いつか機会があったら登ってみたい!」と思っていました。
地域おこし協力隊の町内研修時に「三松正夫記念館」館長の三松三朗さんから直々にお話を伺い、
より一層"火山と共生する町"の住人として体験しておきたい。と思っていたので、とても嬉しい機会でした。

洞爺湖有珠火山マイスターの三松さんの引率で、昭和新山の歴史や見所に触れ、楽しみながら、
体力の減退している大人(もちろん私です)のぺ-スに合わせていただいて、
山頂まで(標高398m)を往復4時間かけて登りました。


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「活火山⛰」に登る


普段、人が立ち入ることの少ない山道はとても細く、
山肌の土も柔らかいところや崖のような箇所もあり"滑落ポイント"がいくつか点在し、"山の険しさ"を久しぶりに感じる場面もありました。
所々では噴煙の蒸気が上がっており、山頂付近では"99℃にもなります。うかつに地面に手もつけられません。
が、立ち昇る蒸気を感じながらの登山は「活火山」ならではの貴重な体験です。

コロナ禍からの運動不足・車生活になったことで、より「運動不足」に拍車がかかり、
「体重の増加」と「筋力の低下」をしっかりと感じながら、
登りは、「山からの眺めを楽しむ」「会話を楽しむ」など、、、余裕がないまま、やや必死な感じで山頂を目指しました。


山頂手前の「亀石」で、360℃見渡せる絶景の場所で、ランチタイム。
各々持ち寄ったお弁当やおやつで、おなかを満たします。


360℃ビュ-は圧巻。登頂した人のご褒美

山頂からの眺めは、天候に恵まれたこともあり、

壮瞥町の街並み「滝之町や洞爺湖側」「洞爺湖~羊蹄山」「伊達市~内浦湾」「豊浦町~駒ヶ岳」が一望できました。

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下りは、たった15分程です。
登頂の苦しみは何だったのか...と思うほど、あっけなく麓に辿り着きました。
恐れていた"筋肉痛"を味わうことなく、無事に終えた"昭和新山登山"でした。

次回、登る機会があった際には、今回のコトを踏まえて事前準備をして挑みたいと思います。

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