みなさんこんにちは。壮瞥町地域おこし協力隊の中岡です。

キートス・クラブでは、令和4年7月2日(土)に『そうべつカンテレコンサート』を開催しました。

壮瞥町には「キートス・クラブ」という国際交流団体があり、このクラブでは町民にとってフィンランドが身近な存在であるよう、毎月様々な相互交流を行っています。（その様子はこちら）
そして、キートス・クラブの7月イベントとして、プロのカンテレ奏者であり、フィンランド協会理事でもある、佐藤美津子さんをお招きし、『そうべつカンテレコンサート』を開催しました。

【7月 キートス・クラブ 壮瞥町教育委員会主催 そうべつカンテレコンサート】
日時：令和4年7月2日(土)14:00～15:10　
場所：壮瞥町地域交流センター山美湖　多目的ホール

カンテレとはフィンランドの伝統楽器です

カンテレには5弦カンテレから40弦カンテレまで、様々な用途に応じて異なる数の弦が張られた種類があります。
この楽器は、佐藤先生のお話しによると、弾く曲によって聞こえ方が異なるそうで、とても面白かったです。例えば、日本古謡「さくらさくら」を弾くと、お琴のように聞こえ、クラシックで有名な「愛の挨拶」を弾くとピアノのように聞こえました。そのほか、フルートやギターの音色に聞こえる曲もあり・・・とても不思議だなと思いました。
今回のコンサートには5弦カンテレと40弦カンテレを持ってきてくれました。

音楽を通して文化・歴史・気候・人々の暮らしを想像・・・涙する方も

コンサートでは、各曲ごとに曲の説明があったので、曲を通してフィンランドの文化や歴史を知ることができました。私自身もその説明の後に奏でられるカンテレ楽器を聞いて、風景やその曲が作られたときの人々の暮らしの様子などを想像することができ、とても感動しました。

参加者の皆さんの中には、知っている曲が演奏された際は一緒に口ずさんだり、また曲を聴きながら、涙される方もいらっしゃいました。
キートス・クラブのイベントを通して、フィンランド文化に触れる機会が作れたことはとても良かったと思いました。

カンテレコンサートの後は体験会

佐藤美津子先生のご厚意で、コンサートの後、カンテレを触らせてもらいました。実際に間近でカンテレを見て、弦を触らせてもらい、みなさん貴重な体験ができたと思います。

そうべつカンテレコンサートの感想を紹介します。

そうべつカンテレコンサートに参加してどうでしたか？

「はじめて聴いた楽器だが、癒やされた。」
「とても印象深く聞き入りました。このような機会が無ければ出会うことのできない楽器だったので良かったです。」
「お話しを交えながらの演奏でした。お客さん参加型のコンサートは良いですね。」
「フィンランディアの誕生エピソードを聴けて良かったです。」
「カンテレの演奏を聴きながら、フィンランドの森と湖、出会った市民の方々、ホームステイした子どものことを思いだしました。」
「「ひまわり」の曲には涙がでました。ウクライナに1日も早く平和な日が来ることを祈っています。」


などのたくさんの感想をいただき、約1時間という短い時間でしたが、これが参加されたみなさんにとって素敵な時間になったことが分かりました。

今後どのようなイベントに参加したいですか？という質問には、

北欧料理を作ってみたい、サウナ、フィンランドの教育、演奏会、文学などを学びたい、などのご意見をもらいました。

カンテレ演奏会という貴重なフィンランド文化に触れる機会を提供できてとてもよかったですし、今後も各種フィンランド文化に触れるための取組を実施していきたいと思います。

より良いキートス・クラブの活動を目指して

来場者の募集方法、対象者、開催日時など、事務局として学ぶこともたくさんありました。
とても良いコンサート内容だっただけに、もっと事前に紹介し、多くの方に素晴らしいコンサートに参加してもらえたら良かったと思いました。

私たち事務局は、これからもキートス・クラブの活動を通して、フィンランド文化だけでなく、国際理解教育の力になれたらいいなと思っています。イベントは町の掲示版ほか、SNSなどで発信していきますので、どうぞお気軽にご参加ください。
また、ご興味ある方は下記連絡先までお気軽にお問い合わせください。

活動の様子です