壮瞥町がフィンランドのホストタウンに登録!
皆さんこんにちは。
壮瞥町地域おこし協力隊の中岡です。
既に広報や報道等でご存じの方も多いかと思いますが、
改めまして
壮瞥町はフィンランドのホストタウンに登録されました。
■記事2(令和3年1月31日(日)北海道新聞様の記事です。)
本日の活動レポートは、
令和3年1月28日(木)に行われた、「フィンランドオリンピック委員会とのオンライン調印式」について報告します。
壮瞥町では、令和3年に開催が延期された東京オリンピック・パラリンピックに向けて、フィンランドを応援するホストタウンに名乗りをあげ、これまで準備を行ってきました。
詳しくは、前回の活動レポートに記載していますので、こちらもご覧ください。
壮瞥町とフィンランドオリンピック委員会とのオンライン調印式
日時:令和3年1月28日(木)16:00~17:00
場所:壮瞥町役場 大会議室
(フィンランドオリンピック委員会(FOC)とはオンラインZOOMアプリケーションにて中継をつなぎ実施)
調印式に向けて数ヶ月にわたり、壮瞥町教育委員会では様々な取り組みをしました。
FOCの担当者や内閣官房等関係各所と綿密な打ち合わせや連絡調整にはじまり、
既にホストタウン登録されている自治体への調査、情報収集や、FOC向けのPR動画の作成等、様々な取り組みを行いました。
また、関連業務として、小中学生をはじめとした様々な町民の皆様によるフィンランド選手の応援動画の作成、中学生とが歌うフィンランド国歌動画の作成も行いました。
ひとつひとつについて詳しく書きたいほど、濃厚で貴重な業務を経験させてもらいました。
さて、話は戻り、調印式についてです。
調印式当日
最終確認を行い、1時間前より会場入り。
出席者全員の準備が整ってから、調印式がスタートしました。
調印式の流れは以下の通りです。
①開会の辞
②町長からの挨拶
③合意書調印&記念撮影
④長内議長より歓迎の言葉
⑤壮瞥町×ケミヤルヴィ市の交流の沿革 パワーポイントで説明
⑥壮瞥町のPR動画
⑦閉式の辞
⑧メディア対応
無事、お互いが調印をして同意書を締結することが出来ました。
そして、翌令和3年1月29日に正式に内閣官房より壮瞥町がフィンランドのホストタウンとして登録されました。
調印式を終えて
●調印式で感じた文化の違い
今回の調印式では様々なことを学ぶ機会となりました。
その中でも大きく印象に残っているのが文化の違いです。
細かいところまできっちり念入りに行う日本とは違い、FOC側はとってもリラックスして調印式に臨んでいました。
調印式を迎えられたことや今後壮瞥町と連携できることをとても喜んでくれていました。
FOCの皆様の笑顔や思いが入った一言一言の挨拶はとても心温まる気持ちが伝わってきました。
●嬉しく感じたこと
そんなFOCの挨拶の中で、
「いつも壮瞥町との架け橋になてくれる Saeko Nakaokaさんに特に敬意を述べたい」
という言葉を頂くことができました。
フィンランド人の国民性は、とても正直でストレートで素直。
忖度なども気にしません。
だからこそ、その言葉を聞けた時は何にも代えがたい喜びとなり、とても感動しました。
こんな状況だからできること
新型コロナウィルス感染症の拡大により、現地を訪問できなかったり、逆にFOCの皆様を壮瞥町に招待出来なかったりと多くの制約がありましたが、こうやってオンラインで繋がる事ができ、時間や費用の節約が可能となりました。
また、節約できた経費を使ってPR動画を作成するなど新たに視野を広げて対応することが出来ました。
そして、どんな状況でも出来ることを探して前向きに対応することの大切さを学びました。
●国際共通言語「英語」の重要性の理解
今回の経験から、世界共通言語の「英語」の重要性を改めて学びました。
英語をツールとしてコミュニケーションを取り、調整していく。
お互いの事を深く知ることができる。
国際交流発展のためには英語は必須です。
私ももっと英語のレベルを上げたいと思い、早速個人的に新たな講座の受講を始めました。
今後壮瞥町の小中学生にも英語の必要性をどんどん教えていきたいなと思いました。
●ホストタウンに登録されて期待される効果
ホストタウンに登録されたことにより期待される効果についてご紹介します。
・友好都市のケミヤルヴィ市だけでなく、フィンランド全体と連携した国際交流が可能に
・町民のみなさまのスポーツや国際交流の関心が高まる。
・壮瞥町のことを国内外で知ってもらえる。
・オリンピアンが走った道を記念ロードとして周知すれば、マラソンや競歩の普及への関心が高まり、健康促進に繋がる。
これはほんの一例です。
これから
今後壮瞥町では、フィンランドの競歩選手などの事前キャンプの実施が予定されているほか、フィンランド選手の皆さんと大会後の交流を実施出来ないか、検討されています。
応援団の募集も行う予定です。
数ある町の中からホストタウンとして選んでくれた壮瞥町で、選手の皆さんが有意義に過ごし、それが良い結果に繋がるよう、町民一丸となって応援していきましょう!
交流はオリンピック後も続きます。
これをきっかけに両国の絆を更に深めていきましょう。
心を込めて色んな企画を立てて、フィンランドと壮瞥町の愛を築いていきましょう!
最後に
地域交流センター山美湖の玄関にパネルを作りました。
ホストタウンについて、フィンランドってどんな国、これまでの壮瞥町とケミヤルヴィ市との交流の歴史について紹介しています。
令和3年3月中は展示予定ですので、ぜひ見に来てください