2023年4月15日に、あそビトこねくしょん in壮瞥というイベントを地域のあそびば ミナミナにて開催しました。焚き火や棒パン、染め体験、トークショーなどのコンテンツ、それから物販や飲食など、盛りだくさんのイベントでした。それだけではなく、今回は八雲町や岩見沢市など、胆振地域以外からも出店者が来てくれて、賑やかなイベントとなりました。

偶然から生まれたイベント

このイベントを開催することになったきっかけは、2022年12月に開催され、同じ地域おこし協力隊の清水隊員が参加していた「冬眠まえのクマまつり」に遊びにいったことでした。クマまつりについてのブログはこちらから。

クマまつりはいくつかの会場で開催されていたのですが、その日たまたま大好きなおやつやさんがカミヤクモ321という場所に出店されているという情報を見つけ、そこへ行くことに。たくさんの会場がある駅前エリアからは少し離れている場所でした。

目的はおやつを買うことでしたが、行ってみると魅力的なお店が他にも。その中の1つが、今回一緒にイベントを企画・運営してくれた男性が主宰する「Deer Craft Curva」でした。彼は駆除された鹿がほとんど廃棄されているという事実を知ったことで、廃棄率の高い鹿の革を新たにモノとして活躍させられるようにと、財布などの小物を作っています。そのコンセプトにも惹かれましたが、私がとても魅力的だと思っているのがその色。海をイメージするオリジナルの3色で展開されているのですが、どれも他にはない素敵な色。是非実際に見てみてほしいです。

その時購入した名刺入れを、後日直接壮瞥町まで届けてくれることに。ミナミナをご案内しながら、近いうちに一緒にイベントとかできたら楽しそうと軽く話していたのですが、それがきっかけで本当にイベントを開催することになりました。あの時たまたまカミヤクモ321に行かなかったら、名刺入れを届けてもらわなかったら、このイベントは開催に至らなかったと思います。偶然が重なって開催することができたイベントだったなと改めて思います。

共通点は「自然が好き！」

その後、岩見沢市の協力隊にも紹介してもらい、5人のメンバーでイベントを運営していくこととなりました。5人の共通点は、「自然の中で遊ぶことが大好き」ということ。でも、それぞれの見ている「自然」や自然との関わり方は全然違う、ということがとてもおもしろかったです。釣り、キャンプ、食べられる植物...。自然と言っても多種多様。イベントタイトルの「あそビトこねくしょん」は、そんな様々な自然との遊び方を楽しむ人たちが繋がっていけばいい、繋がる場所でありたいという5人の思いが込められています。

また、みんなで火を囲む場を作ることも、今回のイベントにおいてメンバーが大事にしたいことでした。大きい焚き火台をお隣洞爺湖町の「旅とアウトドアの店 Zeroday」にお願いし、薪の提供と焚き火を使ったアクティビティである「棒パン体験」をキコリワークスにお願いしました。結果、火を囲んで交流がうまれる、ゆったりとした空気感が常にあり、とてもいいイベントになったのではないかと思います。ちなみに、壮瞥町で棒パンを流行らせたいと目論んでいるので、今後もちょこちょこ棒パンの企画はやっていきたいと思っています。

また、壮瞥町内から今回はじめて「手ぬぐい工房 さくら」さんに出店してもらいました。当日はヨツカド商店でコーヒーを淹れる際に出るコーヒー豆のがらを使って、コーヒー染め体験のワークショップを開催してくれました。いつもはただ捨てているものをもう一度使ってもらう、というのはずっとやってみたかったことなので、今回実現してとても嬉しかったです。出来上がった作品はどれも優しい色で、綺麗なてぬぐいでした。

トークショーも開催しました

イベントの中盤、運営メンバーでトークショーを開催しました。マルシェ形式のイベントだと、出店者の話や思いをじっくり聞く時間はなかなかありません。でも、みんな考えていることはすっごくおもしろい。そんな出店者の頭の中を聞いてみたいと思って提案したのですが、とてもいいコンテンツだったなと思っています。それぞれが思う自然の話を聞いたり、立ち上げているプロジェクトの話をきいたり。イベントに来てくれた人たちにとっても新しい発見があったのではないかと思います。今後もミナミナで開催するイベントでは、トークショーも間に挟んでいきたいなと考えています。

あそビトこねくしょんはまだまだ続く

今回、壮瞥町で開催したこのイベント。次回は場所を変えて、コンセプトは変えずにまた開催したいと考えています。いろんな場所で開催することで、たくさんの人が繋がっていくイベントになっていけばいいなと思います。