そうべつ手帖

【北海道・登山】オロフレ山登山道ロープ張り

こんにちは、北海道壮瞥(そうべつ)町地域おこし協力隊前橋です。

2022年6月9日、オロフレ山自然環境保全連絡会が実施したオロフレ山登山道のロープ張りに参加してきました。天気は晴れ、日差しが強く暑いくらいの気温でしたが、たまに吹く風がとても心地よい作業日和となりました。

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壮瞥町役場から参加した3名は、昨年のロープ外しの時と同様、NPO法人有珠山周辺地域ジオパーク友の会(以下ジオ友)の会員の方々と一緒に比較的山頂に近いエリアでの作業となりました。

見事なシラネアオイの群生

ロープを張る目的は、主に2つ。1つ目は登山客の安全を守るため、危険箇所へ立ち入らないようにするため。もう1つは、特にシラネアオイが群生する場所に人が立ち入らないようにし、植物を守るためです。

ロープを外した時は雪景色が広がっていたオロフレ山。夏山シーズンに登るのは初めてでした。登り始めると、あちらこちらに高山植物が。小さな花たちが、可憐に咲いています。

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そして作業場所近くの群生地では、斜面に広がるシラネアオイを見ることができました。3週間ほど前に伊達紋別岳でもシラネアオイを見ることができましたが、オロフレ山のシラネアオイは伊達紋別岳のそれよりももっともっと広く広がっているイメージ。生え方が違うと、同じ花でも見え方が全然違います。

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早速、決められた場所に杭を打ち込み、ロープを張っていきます。ジオ友の皆さんは手慣れたもの。ロープ張り自体はあっという間に作業完了です。

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眼下に広がる雲海

登っている途中で、綺麗な雲海が広がっている景色に出会うことができました。

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自分が立つこの山を境に、こちら側とあちら側で天気が全く異なる、ということが目の当たりにできるのってとてもおもしろいですね。登別方面からこのロープ張りに来た方に話を伺うと、やはり登別は天気が悪かった、とのこと。向かう途中、トンネルを抜けたらいきなり晴れてびっくりした、ともおっしゃっていました。

作業後には山頂へ!

各班、作業を終えた後は解散。そのまま賽の河原あたりで休憩する人、下山する人、そして山頂を目指す人にそれぞれ分かれました。私はまだ山頂に行ったことがなかったので、迷わず山頂を目指すことに。

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途中、山の神様にご挨拶するために登山道を逸れて岩山へ。この岩のてっぺんは、壮瞥町からよく見えるそうです。確かによく似た形をいつも町から見ているような気が・・・。

オロフレ山は、賽の河原あたりまではそんなに急な場所もなく、のんびり楽しめます。そこからが少しハード。それなりに急登が続いたりして、息が上がります。山頂についたときは「やっと着いたー!」と喜びもひとしおでした。

それでもやはり登れば登るほど景色が綺麗で、感動。山の稜線が見える景色が大好きです。

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ロープ張りも完了し、オロフレ山も夏山シーズンイン。「とっていいのは写真だけ、残していいのは足跡だけ」という山の心得を胸に、私も山を楽しんでいきたいと思います。壮瞥町だけではなく、西いぶりには比較的気軽に登れる山がたくさんあるので、是非たくさんの人に楽しんでもらいたいです!

オロフレ山の情報
https://www.iburi.pref.hokkaido.lg.jp/ss/srk/yama/mountain/orofure.html

登ろういぶりの山
https://www.iburi.pref.hokkaido.lg.jp/ss/srk/yama/index.html

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