醸造用ブドウの植え付け
こんにちは、地域おこし協力隊のガスです。
壮瞥町で醸造用ブドウの試験栽培を行っている丹波ワイン株式会社様の新圃場の整備と苗木の植え付けを行いました。
醸造用ブドウの植え付け
4月下旬から始まった今回の作業では1.5ヘクタールの圃場にひとまず1,400本の苗木を植え付けします。
この圃場のために京都丹波で育苗された苗木を運び、
一面に転がっている石を手作業で取り除き、ユンボで掘った穴に苗木を植えていきます。
京都丹波から運ばれたブドウの苗木
大規模な植え付け作業を限られた期間、人数で行わなければならないため、
慌ただしい作業となりました。
一本一本、手作業で植え付けていきます
マルチの張り付け
苗木の植え付けが終わるとマルチを地面に張り付けていきます。
幼木期にマルチングすることで初期の生育が旺盛となり、1年早く生育を増大させる効果が見込めます。
通常、他の作物では機械を使用してマルチを張りますが、
醸造用ブドウの場合は先に植え付けた苗木や支柱があるため、手作業で行う必要があります。
2枚のマルチを敷き、バーナーで炙って接着し、
風で飛ばされないようクワで土をかけ、石を置いて固定していきます。
2枚のマルチをバーナーで炙って接着します
立ったり座ったりの作業を何十列と繰り返すため、かなりの重労働です。
風の強い日は固定する前のマルチが吹き飛ばされてしまったり、
雨の後は足元がぬかるんで長靴が抜けなくなったり、
天候にも左右されながら10日ほどかけてマルチを張り終えました。
張り終えた黒いマルチ
植え付け作業も1ヵ月ほど経過し、気が付くと周りの山々も緑に覆われていました。
5月上旬の様子
作業が完了した5月下旬
周辺はすっかり緑色に
苗木からは展葉も始まり、
無事に成長している様子が分かります。
無事に葉が開きました
数年後、このブドウからどんなワインが出来るのか楽しみです。