そうべつ手帖

【北海道】下の句で読む百人一首『板かるた』

こんにちは!北海道壮瞥(そうべつ)町地域おこし協力隊"おしみ"こと、清水です。

先月(2021年11月)、教育委員会の前川さんに声を掛けてもらい
「壮瞥町子ども会かるたクラブ」にお邪魔してきました。

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『板かるた』って何?

北海道で古くから遊び継がれる、かるた(百人一首)のこと。

ホオノキなどの木札に下の句をくずし字で記した『板かるた』が使われています。
明治中期ごろから農漁村を問わず、北海道の冬の室内娯楽として盛んになったかるたで
上の句ではなく下の句を読み上げます。
この遊び方から〈下の句かるた〉とも呼ばれています。

ルールは、読まれた札をたくさん取ったチームが勝ち!

「守り」「中間」「攻め」というポジションに分かれた3人が
チームを組み、相手チームと札を取り合います。


ポジションに分かれるとか...
それぞれの長所を活かしながら戦うのでしょうか...?
『板かるた』、奥が深そう!


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ふりがななしでは読めない!?「変体仮名(へんたいがな)」

これが『板かるた』。
分かり易いように、ふりがながふってありますが
なかったら私、絶対読めません!!

調べてみると「変体仮名」というもので、「ひらがな」の旧字体にあたるそうです。

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読み手は、上の句は読まない!下の句だけ読む!

上記の画像を見ると上の句も載っている札ですが
読むのは下の句だけ。

集中力も使いますし
反射神経が試されますね!

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大人も子どもも楽しめる、真剣な遊び!

集中している場の空気感が伝わるでしょうか?
みんな真剣な表情になって、"耳"と"札"に集中しています。

一瞬ピリッとした空気が流れますが、
札が取れた時のワッ!と盛り上がる感じがとても懐かしく
見ていて思わず自分の小学生の頃を思い出しました笑。

年齢に関係なく、一緒にかるたを楽しみながら
集中力や記憶力、反射神経も鍛えられるお座敷のスポーツ!
といったところでしょうか。

一緒にかるたをすることで、参加したみんなと
自然と打ち解けられるのも良いところだと思いました。

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「壮瞥町子ども会かるたクラブ」では参加者を募集中!

活動場所は、壮瞥町地域交流センター山美湖・和室。

小中学生の参加をお待ちしています!!
(※子ども会未加入でも参加可能)

是非お気軽にお問い合わせください。

お申し込み、お問い合わせは教育委員会 前川さんまで。
【教育委員会】 0142662131

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