そうべつ手帖

醸造用ぶどう 新ほ場の整備


こんにちは。
地域おこし協力隊の杉山です。


お世話になっている研修先の丹波ワイン様の醸造用ぶどうのほ場が、今年度より新設されました。
1.5へクタ-ルの「新ほ場の整備と植え付け作業」を4月下旬から5月のゴ-ルデンウィ-ク期間中に行いました。



新しい醸造用ぶどうほ場を整備する

20210517_sy_tw1.jpeg4月下旬より、新しい醸造用ぶどうほ場の整備がスタ-トしました。
石の多い固い地盤に重機で穴を掘り、設計通りに支柱や重りを埋め立て、ほ場の整備をほぼ人力で1週間程行います。

石が多く、熊笹の根などが張った地盤だったため、作業が難航気味なのと限られた少ない人数での作業となり、そのような状況で続く土木作業は、不慣れな私(初心者)にとって、体力的にとても厳しい作業でした。厳しい状況の中、なんとか予定とおりにほ場は整い、5月からは「苗木の植え付け」が始まりました。

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1.5へクタ-ルの新ほ場。
70列(1列 約90m)の「苗木」の植え付け作業

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今年度は、4品種を1400本ほど植え付けます。ユンボ(重機:油圧ショベル)で穴を掘り、苗木を植えていきます。
雨が降ると、穴には水が溜まるので水出しを行い、熊笹や雑草の根があれば切除し、一苗一苗植え付けします。
植樹したぶどうは、40年ほど根を張り生き続けるので、「植え付け」は丁寧に行います。

ほ場の面積が大きくなったこともあり、1列が長く、ほ場の先頭から奥までの距離も長くなりました。
苗木の植え付け作業は、1日1人あたり100本ほど。。。1日4人で作業にあたっても4~5列の進み具合。。。
1400本の植え付けを5日で終えられるか、、、日々プレッシャーを感じつつも、疲弊して思うように動けない状態で作業にあたっていました。

毎日、数人のボランティアさん(末田さんのお知り合いや、地元の皆さん、同期など)に参加していただいて、
たくさんの力をお借りし、励まされ、「苗木の植え付け作業」も予定とおり終了しました。



植え付け後は、マルチ張りをし「マルチ栽培」を行います。

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マルチ被覆を行うことにより、初期生育が旺盛となり、1年早く樹体生育を増大させ、花穂の着生を促進し、果実収量を増大する効果があるものと思われるため、
とても重要な作業になります。40列ほど、ガスさん(農業おこし協力隊)と2人で作業にあたっています。


「新しいほ場の整備」から「苗木の植え付け」といった貴重な体験と共に、大変さを味わう1ヶ月でした。
今後の新しいほ場の醸造用ぶどうの成長が楽しみです。


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