そうべつ手帖

春~初夏の醸造用ぶどう栽培作業



こんにちは。地域おこし協力隊の杉山です。


今年は、5月に「新ほ場」が整備されたため、「試験ほ場」と2箇所で作業を行っています。

春の剪定を終え、気温も10℃以上になる頃、ぶどうの樹からは、沢山の新しい芽が出てきていました。
地盤状態が思わしくなかった「新ほ場」でも、しっかりとした「芽・花蕾」がついています。(ほっと一安心)



5月:新ほ場・試験ほ場 ともに芽吹きました



2021.07.13farm1.jpeg(左)新ほ場 (右)試験ほ場




6月:一気に新芽が葉を広げ始めました

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(左)新ほ場 (右)試験ほ場

6月に入ると、若芽は勢いよく上へ上へと伸びていきます。
「誘引」「芽かき」「除草」の作業が定期的に始まります。


萌芽から70日前後で、小さく愛らしい白いブドウの花が咲く、「開花」の時期を迎えます。
試験ほ場では、7月初旬頃「開花」していました。(花は1週間ほど咲き、その後は受粉して実になっていきます。)

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「萌芽」が始まると「芽かき」と呼ばれる、余分な芽を取る作業が行われます。
新梢の伸びを調節することで、収量や品質の管理をすることができます。

一般的な目安として、開花してから収穫まで100日程です。(北海道だともう少しかかりそうです)


7月中旬:試験ほ場 


2021.07.13farm5.jpeg



一部のぶどうの蔓は、トップのワイヤーまで到達し始めました。
1週間で10cmくらい伸びるため、1週間おきに管理作業(誘引・副梢取り等)を行っています。

秋の収穫まで、上質なぶどうを作れるよう「誘引・除草」をメインに作業(管理)を継続していきます。

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