そうべつ手帖

4年ぶりに開催!【第34回 昭和新山国際雪合戦】

こんにちは。北海道壮瞥(そうべつ)町地域おこし協力隊"おしみ"こと、清水です。

4月になりました。
北海道は春の芽吹きを感じるもののまだまだ肌寒い日が続いています。寒がりな私はインナーダウンを手放せません。

さて、前回のブログ【昭和新山国際雪合戦】会場設営に参加!は読んでいただけましたでしょうか?
2023年2月25・26日(土・日)に開催された【昭和新山国際雪合戦】会場の様子を
今回も写真多めにレポートしたいと思います。

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4年ぶりに開催された【昭和新山国際雪合戦】

道内外から68チームが参加。(一般の部51チーム。レディースの部8チーム。ビギナーズの部9チーム)約680人!そこに各チームの関係者や応援団や観戦者、各メディアの取材人など合わせると1,000人近い方が昭和新山の麓に集まりました。

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道道703号洞爺湖公園線から見た雪合戦会場

こんなにも大勢の人が壮瞥町にいる光景を見るのは、私が地域おこし協力隊に着任してはじめてのことでした。
コロナ禍の影響でいつもよりも(参加者は)少なかったということ。ということは、いつもはこれ以上の人が集まる!やはりとても大きなイベントだということを身をもって体感しました。

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試合中は見逃せない、一瞬のドラマ!

試合中、ほんの一瞬で状況が変わることが多くあります。私は2日間記録係としてカメラ(2台+スマートフォン)を構えていました。カメラを変えようとしているその一瞬のうちにシェルター越しの攻防戦が繰り広げられたり、フラッグが奪われたり。「あーー!!」と言ってるうちに状況が変わることが何度もありました(ダメダメなカメラマンですね笑)。とにかく目が離せないんです!

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スポーツマンシップに感動

私は過去のブログで何度も公言していますが、運動神経がとても悪く、本当にスポーツが苦手です。スポーツ観戦もほぼしません。(背が高いのでバレーやバスケなどしてそうに見えるのですが)1球投げただけで「あの子はスポーツ音痴なんだな...」と周りの人に理解させる能力だけはとても高いと感じています笑。

何が言いたいかというと、スポーツとは縁遠い私ですがこの雪合戦を通して「スポーツマンシップ」を感じることができたんです。試合中はもちろん敵同士。でも試合が終わるとお互いに笑顔で握手。私は「敬意と尊敬!これがスポーツマンシップか!!」とちょっと感動していました。

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特別賞を差し上げたい!チーム『高倉健と網走監獄』

縞々のコスチュームと手書きの髭。実は試合前から気になっていたチーム。(「あの縞々の人たちは...何?」)直前まで別の試合を撮影していたのですがコートに並ぶ姿を発見!小走りでコート横まで移動。(「仁義」と書かれたフラッグを見て「この試合は最後まで見届けなければ!」と強く思いました。)
1試合目はフラッグを奪われ1敗。2試合目が始まる前にちょっと弱気になっている選手の声が聞こえたので、思わず「大丈夫!がんばれーーー!!!」と応援してました。結果は敗退でしたが、私の心を掴んで離さなかったチーム『高倉健と網走監獄』に「ありがとう!」とおしみ特別賞をお送りしたいと思います。(商品はありません笑。気持ちだけですみません。)

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壮瞥町代表!チーム『STY』!

壮瞥町からはチーム『STY』が参戦。雪合戦体験ツアーなどでお世話になっている、言うならば先生のような方たち。ギャラリーには壮瞥町民が集まり、自然と応援にも力が入ります!ラスト10秒。相手チームのフラッグを奪いにダッシュ!
...フラッグは奪えず。結果は残念ながら敗退となりましたが試合中にしっかり見せ場も作ってくれて、メンバー全員の勇姿を目に焼き付けることができました。格好良かったです!お疲れ様でした。来年も楽しみにしています。

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『協力隊と仲間たち』チームもビギナーズの部に参戦!

私たち壮瞥町の地域おこし協力隊のメンバー(おしみ、前橋、今井)の他に、豊浦町、伊達市、室蘭から協力隊(OB含む)や"協力隊の仲間たち"が参加してくれました。実はこのメンバー、当日まで一度も練習はせずぶっつけ本番で挑みました!(1回戦の対戦相手が中学の野球部と聞いていたので内心みんなで震えあがっていたのはここだけの話です笑。)

初めての雪の上での試合は、思うように走れなかったり、作った雪球が弱くてフォワードのところに届く前に崩れてしまったりで...体育館や芝生の上で行うものとはまるで別物!雪球作りは雪球製造機が重すぎて、思うように使えずにただ過酷な作業でしたが、とても重要な作業であることも分かりました。何でも実際にやってみると学びになるものですね。

「ビギナーズの部」の試合は2分だったのであっという間。この日のテーマは「勝つよりも楽しみながら参加する!」参加したメンバー全員が試合後「楽しかった!」と笑顔。大満足な時間を経験することができました。

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円陣を組んで雰囲気重視の「協力隊と仲間たち」

1回戦、試合直前の私たちです。どうでしょう?ちょっと雰囲気が出ていると思いませんか?実際は「作戦どうする?どうする?」と言って何も決められずに試合をスタートさせています。

2回戦では野球部OBのメンバーを中心に参加メンバーは攻めの姿勢。1&2試合ともフラッグを奪いに行き早々の勝利!(会場も盛り上がりました。)トーナメント方式ではなかった為、結果は第2位!!1位は1回戦で対戦した中学生たち。1位の景品がビールだったため必然的に2位のジュースと交換になり、大人たち(※協力隊と仲間たちのメンバー)みんな大喜び!全員で「ビール!ビール!」と大合唱しました。

壮瞥町の地域おこし協力隊が参戦する!ということで職場(役場)や町民の方だけでなく、ニセコから協力隊の仲間などたくさんの方が応援に駆けつけてくれました。たくさんの声援や差し入れもいただき、ありがとうございました。

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吹雪の中で「レディースの部」決勝戦

昭和新山国際雪合戦が行われた2日間はとても天気が変わりやすく、晴れたと思っていると急に吹雪いて一面真っ白!なんてことが何度もありました。「レディースの部」決勝はそんな吹雪の中行われました。さぞ過酷だったと思います。悪条件の中での決勝戦。試合が進むと天気も変化。ホイッスルが鳴り、ガッツポーズを取って抱き合う姿、その背景には青空が広がっていました。とても印象的で感動しました。

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「一般の部」優勝は『でぃくさんズ神出』

「一般の部」の決勝戦。優勝を掛けた試合でギャラリーにも緊迫した空気が流れていました。試合が開始すると緊張感はあるもののとにかく"楽しそう"な両チーム!真剣な表情。でもふと笑顔が見える場面を多く目にしました。会場の熱気もすごかったですが、それだけじゃなく本当に雪合戦が好きでこの日を、試合を楽しみにしてきたのが伝わってきてすごく感動しました。スポーツ音痴の私でも、スポーツの面白さや楽しさ、魅力を体感する機会となりました。

実行委員会をはじめ、ボランティアスタッフ、関わった町民のみなさん、全国各地からこの日の為に壮瞥町にお越しくださったみなさん、苦渋の決断をして来られなかった&遠方から応援してくださったみなさん...挙げればキリがありませんが、全ての方々に感謝します。ありがとうございました。

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【おまけの1枚】雪合戦鍋と協力隊

観光プロデューサーの前橋さんが撮影してくれた1枚。
「雪合戦鍋」は雪球に見立てた白くて大きな魚のつみれやたっぷりの野菜、豚肉が入りとても具沢山。初日25日のみ販売され、私たち協力隊もはじめての味に舌鼓。具材のうまみが溶け込み、甘めの白みそとよく合います。昭和新山の会場で食べると美味しさも増しました!何より氷点下の中で食べたので体があたたまりました。来年も食べたい。そしてたくさんの方に味わってもらいたい1杯です。

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