そうべつ手帖

そうべつアウトドアネットワーク設立シンポジウム

こんにちは。北海道壮瞥(そうべつ)町、地域おこし協力隊の前橋です。

2024年3月30日(土)、壮瞥町地域交流センター山美湖にて「そうべつアウトドアネットワーク設立シンポジウム」が開催されました。

今までも任意団体として活動をしていたそうべつアウトドアネットワーク。この4月より、一般社団法人として新たなスタートを切ることとなり、その節目としてのシンポジウムです。

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資源はあるものではなく、「なる」もの

当日は、日本スポーツツーリズム推進機構の原田会長による基調講演や、北海道運輸局や噴火湾とようら観光協会からパネラーを招いたパネルディスカッション等を実施。

基調講演は、「アウトドアスポーツツーリズムの最前線」という題目でのお話でした。勉強になる話ばかりで、どこを切り取ってもおもしろかったのですが、特に印象的だった内容が2つあります。

1つ目は、「資源はあるものではなく、なるもの」だという話。

山があって湖があって、自然にかこまれている壮瞥町。住んでいる人にとってあたりまえの自然はたくさんあるけど、遊び方がわからなかったりするもどかしさがありました。「自然はあるけど、資源になっていない」状態のものを、地域内外の人に遊べるコンテンツとして提供していくのがアウトドアネットワークの役割だと考えているため、この講演できいた内容はとても腑に落ちるものでした。

2つ目は、ただモノやコトを消費するだけではなく、自分を変革することを目的としたり、楽しみと捉えたりする旅行者が増えているという話。

自分自身、何かを学ぶためや、経験したことがないことを体験するためにツアーに参加したりすることが増えていますし、ガイドがいる意味を考える機会が多くあります。ガイドがいて、学ぶ事ができるからこそ記憶に残る体験になるんだなとここ数年で思うことが多かったので、この話もとても興味深かったです。

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年間を通して遊べるまち、壮瞥町

パネルディスカッションでは、私自身もアウトドアネットワークのマネージャーとして登壇。今後の活動について、お話させていただきました。

実際に受け入れを行った野菜収穫体験の事例を出しながら、今後「アウトドアによる地域活性化事業」と「アウトドア学び舎事業」を軸に事業を展開させていくことをお話しました。北海道の観光は、主にグリーンシーズンとウインターシーズンに分かれますが、その合間の3月〜4月や11月頃は意外とアクティビティが少ないようです。北海道の中では温暖な気候や、ジオなどの素材を活かし、年中あそべる壮瞥町として、たくさんの方に遊びにきてもらえる場所にしていきたいです。

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スタートをきったばかり、まだまだ手探りで進んでいるアウトドアネットワークですが、住んでいる人にとっても、訪れた人にとっても壮瞥町が「いい町」になるように、これから活動していきたいと思います。

そうべつアウトドアネットワーク公式webサイト:https://sobetsuon.studio.site/

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