そうべつ手帖

【北海道・そうべつ】廃校にある音楽室『アマデウス』

こんにちは!北海道壮瞥(そうべつ)町地域おこし協力隊の"おしみ"こと、清水です。

壮瞥町の蟠渓(ばんけい)地区に
旧蟠渓小中学校を利用した"音楽室"があるのを知っていますか?

名前は【音楽室『アマデウス』】。

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エントランスで最初に目に付いたのが、アンティークの馬の飾り。
廃校の雰囲気にマッチしています。

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晴れた日は大きな窓からたくさんの光が差し込みます。

エントランスに入って1分も経たないうちに
タイムスリップしたかのような不思議な感覚に。

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職員室を思い出させる入口。

ちょっとドキドキしますが
勇気を出して開ければ
店主の宿谷(しゅくや)さんが
笑顔で出迎えてくれますのでご安心ください!

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音を楽しむ空間『アマデウス』

室内に入ると沢山のLPとCDが目に入ります。
どんなものがあるかを眺めているだけでも楽しい!

気になったものは、宿谷さんが実際に流してくれますよ。

『アマデウス』さんはカフェとは違い
入場料(500円)制になっています。

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こちらの部屋にも大きな窓があり
たくさんの緑を楽しめます!

室内にある机や椅子などは、実際に学校で使用されていたもの。
机の上にある器や小物もかわいいので細かいところまで見ると
面白い発見があるかも!?

そしてこの部屋のどこかに
"ひっそり"と黒板消しも置いてあるので
探してみてくださいね笑。

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ゆっくり読書するなら、窓際の席。
音楽を楽しみたいなら、真ん中の席がおすすめです。
(※スピーカーの位置の関係で)

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蟠渓名水で淹れたコーヒーのサービス

『アマデウス』さんではコーヒーのサービスがあります。
蟠渓名水で淹れたコーヒーを飲みながら
ゆっくりとした読書や音楽の時間を楽しむことが出来ます。

普段、クラシックをあまり聴かない人でも
この空間で聴く特別な時間をきっかけに
興味が湧くかもしれませんよ。

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『アマデウス』は、宿谷さんに声を掛ければ
一部校内を見ることが出来ます。

手洗い場も残っています。
レモン石鹸を下げたくなりますね!(昭和あるある?)

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面影が残る広い廊下

子供たちが読んだであろうたくさんの本や
壁に掛かったままの校章や校歌。

学び舎だった面影がたくさん残っています。

木造の校舎は懐かしくもあり
若い世代の方には新鮮に映るかもしれませんね。

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私のお気に入りは、体育館へ続くこの狭い廊下。

なぜ好きなのかは上手く言えませんが
建物を見に行くと個人的に惹かれるポイントです!

(歩く時、少し傾斜があるのでご注意ください。)

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木のぬくもりを感じるレトロな体育館

木のぬくもりを感じる小さな体育館。
天井を見上げると歴史を感じる木の梁。

古い建物ですが見応えがあります。

(ここだったらボールやバトミントンの羽が
天井に引っ掛からなさそうですね笑)

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ピアノも残っていました。
これだけでも絵になります。

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古いバスケットのゴールも。

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体育館は窓枠と引き戸がミントグリーンで塗られていました。
この目に優しいコントラストもレトロでかわいい。

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癒しと交流、そして集いの場所

音楽室『アマデウス』には道内から様々なアーティストの方が集います。
アーティストといっても様々。
音楽活動をされる方やモノづくりをしている方などジャンルは広め。

それは色んなことに興味を持ち、受け入れ、楽しんで
人とのご縁を大切にしている
宿谷さんのお人柄が物語っています。

冬の時期は千葉で家族と暮らし
夏場は単身で壮瞥町で暮らす宿谷さんは
音楽だけでなく、廃校や食べ物、海外...
色んな"引き出し"を持っているので
話をしに行くだけでも楽しいと思います。

蟠渓にある音楽室は
これから新しいことが生まれる
面白い場所になりそうな可能性を秘めていました。

音楽室『アマデウス』の詳しい場所

(『道の駅 そうべつ情報館i』から出発した場合)
国道453号を大滝方面へ。
長流川(おさるがわ)に掛かる「蟠渓橋」を右折。
(『湯人家』さんの看板が目印。)

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しばらく走ると左側に
「自然体験 どんぐり」と書かれた
木の立て看板が出てきます。

車の方は、看板の位置から数メートル進むと
左折出来る細い坂道が出てくるので
そこを上ってください。

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看板の裏には階段があるので(手すり付き!)
「湯人家」さんから歩きで来る場合は
こちらからどうぞ◎

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(車の方は)
細い坂道を10メートルほど上って
平屋が見えたら左折。
すぐに校舎が見えます!

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入り口は、正面から見て建物の左側にあります。
白文字で書かれた『アマデウス』という青い看板と
ブロックの小道が目印。

【音楽室『アマデウス』】
金・土・日 / 11:00~17:00(冬季休業)
入場料 / 500円(コーヒーのサービス有)

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蟠渓でゆっくりしたい方は...

音楽室『アマデウス』から歩いて2分の場所にある
『湯人家(ゆのとや)』さん。

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日帰り温泉、食事も楽しめて
(ジンギスカンが美味しい。個人的おすすめはかつ丼!)
もちろん宿泊もできます◎

蟠渓(ばんけい)は、古くはアイヌの人々が利用する湯治場で
現在も「奥洞爺温泉郷 ※1」と呼ばれる、歴史ある温泉地です。
せっかく蟠渓に来たなら、温泉も楽しんでいくのがおすすめです。

(※1...壮瞥町と伊達市大滝区内を流れる長流川沿いの
壮瞥温泉・蟠渓温泉・北湯沢温泉という泉質の異なる3つの温泉の総称です。)


【ばんけい温泉 湯人家(ゆのとや)】
詳しくはこちら

北海道有珠郡壮瞥町字蟠溪8−10
0142-65-2225
【日帰り入浴時間】11:00-21:00
【日帰り入浴料金】大人500円 / 小人350円

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