そうべつ手帖

「この部分は自分で改修したいのですが、いいですか?」【DIY の可能性】

こんにちは。壮瞥町地域おこし協力隊の水野です。

空き家コーディネーターとして町内を巡回させて頂き、皆様にお声かけをさせて頂く機会も増えました。
ご紹介した物件が次の方に繋がり、喜んで頂いた時は本当に嬉しくて、次の仕事への励みになっています。
まだまだ【空き家相談窓口】をご存知ない方もいらっしゃいますので、これからもどんどん周知活動をして参ります。

DIYが好きな人の発想

さて、先日、賃貸の空き家物件をご紹介している時の話です。
「この部分は自分で改修したいのですが、いいですか?」とDIYが好きな借主さんに出会ったりします。
「この部分をご自身で改修するのですか?結構難しそうですよ。」と私。
「はい、私はDIYが好きなので。時間はかかりますが、自分の好みで仕上がるのが嬉しいです。
プロのように完璧には仕上がりませんが、多少失敗しても愛着を感じますし。気に入った空間は居心地がよいのです。」とDIYが好きな借主さん。
もうすでに、借主さんはその空間の改修後のイメージが浮かんでいらっしゃるようで、とても楽しそうです。
貸主さんも「自由に使っていいですよ。こちら負担の改修費がかからないのなら、家賃もお安くできますし。」と良い返事。

DIYができるって世界が広がるし、選択肢が広がる。
居心地の良い自分仕様の空間を創造できる素敵なコトだと再認識した瞬間でした。

DIY基礎研修を受けました

実は壮瞥町に移住する前に、DIYの基礎研修を受けました。
研修前は釘を打っても斜めに曲がって打ち込んでしまうし、サシガネで寸法をどう測っていいか分からない、ノコギリは力の入れ方が分からないし、電動丸ノコは強烈で物凄い音に圧倒され、うっかり手を切り落してしまいそうで恐ろしくて使えない!と勝手に思い込んでいました。

↓基礎研修で学んだDIY道具。他に電動丸ノコも挑戦しました。

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でも、基礎研修を受けて、何のための道具で、どのように使うのか。使用する上でどう扱うと危険か等、短時間ではありましたが、基礎をしっかり学んで、研修課題の小さな壁掛けの棚を作りあげる事ができました。最後にニスを塗り仕上げました。

↓廃材を利用して壁掛けの棚を作りました。
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まだまだ家の修繕なんてほど遠く、楽しかったり、嬉しかったりといった感情に至るまでには、かなりの特訓と経験が必要です。

DIYワークショップ

空き家コーディネーターとして着任する前に、壮瞥町で【DIYのワークショップ】ができる場所を開設して、初心者でも気軽に教えて貰い経験を積む場所があったら、空き家の活性化に繋がるかもしれないと考えていました。もっと身近にモノを創ったり、修理したり、壮瞥町の木材を活用したり、廃材を再利用し循環させて捨てない環境を構築したり。さらに、子どもが木にふれたり、遊んだりできる場所として活用したり。

私がDIYの基礎研修を受けた場所が、正に私が思い描いているような場所で、改修や解体で出た廃材を捨てるのではなく、再利用して、循環させる事を成立させていました。
とても素敵な取り組みをする施設で、学ぶ事が多かったです。こちらは改めてご紹介したいと考えています。

↓ 解体や改修で出た廃材を綺麗に整えて、次の方へ繋いでいく。
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DIYで夢を見る

現時点で壮瞥町【DIYワークショップ】は私が勝手に思い描いている空想に過ぎませんが、どこか町内に実現可能な場所はないかとリサーチしています。
そこで私も腕を磨き、憧れの「タイニーハウス」を造れたら・・・町の空き家が活性したら・・・と夢は大きく広がります。

↓壮瞥町の匠がDIYで作った「タイニーハウス」。憧れです。

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