そうべつ手帖

醸造用ブドウの管理と除草作業

こんにちは、壮瞥町地域おこし協力隊のガスです。

7月の活動をレポートします。

成長著しい醸造用ブドウ

夏らしい日差しが続いた7月、
醸造用ブドウは順調に生育しています。

7月上旬に吹いた強風の影響で固定しているワイヤーから枝が外れてしまったり、
折れてしまった枝もあったため、補修と伸びた枝の管理作業を行いました。

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誘引前、様々な方向に枝が伸びています

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誘引後、できるだけ真っ直ぐ上に伸ばします

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動いてしまう枝はテープナーで固定します

ブドウの花が満開を迎えました。
ブドウには花びらがなく、白く見えるのはおしべとめしべで、
受粉して一つ一つがブドウの粒になります。

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とても小さく可愛らしい姿をしています

新圃場での管理作業

夏の日差しを浴びてブドウだけではなく雑草もどんどん大きくなります。

これまで試験圃場では主に手動の刈払機で草刈りを行ってきましたが、
今年から新設された新圃場は面積が広いため乗用草刈機を導入しました。

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ゴーカートのように乗るだけで草刈りができる乗用草刈機

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2ヵ月ほどで伸びた雑草

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草刈り後、すっきりとしました

4月に新しく植え付けた苗木も順調に生育し、1mほどの高さになりました。
醸造用ブドウには様々な仕立て方があり、目指す樹形になるよう誘引と新梢(新しく伸びた枝)の処理を行います。

これまで真っ直ぐ上に伸ばしてきた枝を途中で横に折り曲げるように誘引し、
折り曲げた付近の新梢を逆側に伸ばしていきます。

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真っ直ぐ伸ばした枝を右側に誘引、中央に見えるもう一本を逆側に誘引していきます

これによって枝を二方向に伸ばす樹形となります。
他の箇所から伸びてきた新梢は先端を摘心して成長を止め、
伸ばしたい枝に栄養を集中させていきます。

さらに気温が高まるこれからの季節は生育のスピードも速まり、
こういった管理作業の連続となります。

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