そうべつ手帖

有機栽培「ビーツ」の播種作業



こんにちは。地域おこし協力隊の杉山です。

研修先の「自然農業社」様で行った「有機栽培ビーツ」の管理作業の様子をレポートします。

試験栽培から3年目、今年は昨年よりも栽培面積が増え、栽培手法も少し変更点が加わって、いよいよ今年の栽培がはじまりました。5月初旬、播種用連結ポットでの播種作業を行いました。昨年は気温があがり安定しはじめた頃(6月初旬)に、マルチを張った畑に播種を行いましたが、今年は、播種作業を早めに行いハウス内で育苗をし、「本葉」をマルチを張った畑に定植していく手法で取り組んでいます。

5月初旬に行った有機栽培「ビーツ」の播種作業

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適切な深さの穴をつくり、ポットに1塊の種を入れていきます。連結ポットは1枚につき288粒。複数人で一気に作業を進めます。


発芽したビーツ

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約2週間ほどで発芽し、新芽が沢山でています。1塊の種に3~4粒入っていますが、倍の芽が出ていて立て込んでいるポットも。2粒入っていた証ですね。

間引きを行い「本葉」を育苗する

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1ポットにつき1つの新芽(芽が太くしっかりとした元気な芽)を選抜し、残します。手作業で行います。細やかな作業なので女性の方が得意かと思われます。


間引き後のビーツ

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しっかりとした新芽だけが残りました。ポットもスッキリです。畑の準備ができるまで、引き続きハウス内で育苗します。


間引きされたベビーリーフ

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間引きしたベビーリーフ。きれいに土を落として、サラダでいただきます。葉もビーツの味がします。大切に育てている作物を残すことなく、感謝していただいています。この心持もとても大切にしたいことのひとつです。


「播種・間引き・定植・本葉を育てる」一連の管理作業は、収穫までしばらく続きます。「春の到来」がいつもより早い今季、どんな風に育っていくのか、丁寧な作業を行いながら、観察したいと思います。





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