醸造用ブドウの管理と新圃場の整備
こんにちは、壮瞥町地域おこし協力隊のガスです。
6月の活動をレポートします。
試験圃場での管理作業
醸造用ブドウの試験圃場では春の日差しを受けてブドウの芽も順調に成長してきました。
冬の休眠を終え展葉が始まりました
葉の先には蕾も見えます
ブドウは一本の軸に花が稲穂のほうに付くことから花穂(かすい)と呼ばれ、
たくさんの小さな白い花を咲かせます。
より良い実を残すため元気な芽を残して間引き(芽かき)、
栄養を集中させていきます。
元気な芽を残して間引いていきます
6月後半、わずか20日ほどで芽は大きく成長しました。
放っておくと様々な方向に伸びてしまうためワイヤーに固定していきます。
ワイヤーに固定(誘引)し、真っ直ぐ上へと伸ばしていきます
新圃場の管理と整備
新しい苗木の植え付けが終わった新圃場では無事に成長した芽の管理作業を行いました。
伸びた新しい芽の中から成長の良い芽を二本残し、他は間引いていきます。
成長の良い芽を二本残します
植え付けた初年度は一本の芽を伸ばしていくため、
6月後半にはさらに一本間引き、残った一本をテープナーで固定しました。
こちらも20日ほどで大きく成長しました
獣害対策
壮瞥町ではエゾシカによる農作物被害は深刻で、
隣に山があるこの圃場では獣害対策が必須です。
エゾシカの侵入を防ぐ電気柵を張り巡らせるため、
ハンマーで杭を打ち込み地面に穴をあけ、支柱を埋め込み、電線を張っていきます。
すべて手作業で行うため、かなりの重労働です。
広い圃場を囲むように張り巡らせた電気柵
改めて多くの手間をかけられて、おいしいワインが作られていることを実感する作業となりました。