そうべつ手帖

はじめての果樹園研修

こんにちは。地域おこし協力隊の杉山です。

7月2週目から果樹園での研修がスタ-トしました。本日はその活動内容をレポ-トさせていただきます。

7月壮瞥町の果樹園は、さくらんぼシーズン真っ盛り!

7月初旬~下旬まで、壮瞥町の果樹園ロ-ドはさくらんぼ一色で賑わいます。(果樹園さんによっては、期間がもう少し長いところもあります)

7月からスタ-トした果樹園研修は、"さくらんぼ"をメインに、毎日全国発送用のさくらんぼ収穫・さくらんぼ狩り入園・直売所販売と忙しい日々でした。収穫適期を逃さないよう、日に何度もさくらんぼを採りに果樹園内を行き来しつつ、並行してりんごやぶどう、プラム、プル-ンの摘果作業(実や粒の間引き)、樹の手当て・手入れを行います。

さくらんぼは、沢山の種類(品種)があり、収穫時期も早いものから遅いものまで、7月いっぱい"さくらんぼ"で楽しめるよう育てられています。私は、さくらんぼの品種も味も、まともに知らない状態でした...ので、今までにないくらい沢山の種類の美味しいさくらんぼを食べ、味を覚えたり、比較したりしながら、美味しい時間に満たされておりました。果樹園で働くベテランのスタッフさん達は、さくらんぼの粒や樹で品種を見分け、味や旬の時期を知り尽くしており、ただただ感嘆するばかりでした。また、毎年壮瞥町のさくらんぼを楽しみに「さくらんぼ狩り」に来店されるお客様達も、沢山の種類のさくらんぼやお目当ての品種を味わいに訪れていました。食べ頃のさくらんぼの見分け方や天候によっておきる水膨れなどの反応を知ることもできて、とても勉強になったさくらんぼの作業でした。

cherry_20200807.jpeg立派なりんごやぶどうが実るまで...個人的にプレッシャーだった摘果作業

壮瞥町の果実の代表格...大きくて立派な、とびきり美味しい"りんごやぶどう"が実るまで、こまめな手入れや手当て等、繰り返し行います。無事受粉し、沢山の実をつけた樹。7月初旬からお盆前までに、全ての果樹の摘果・摘心作業をやり終えます。それぞれの果実が美味しく立派に実るための必須項目をクリアして、多すぎる実や粒は、躊躇なく次々と切り落とされます。(摘果・摘心作業といいます)一度摘果作業をし、少し育て、また摘果作業。苗木に実った果実が最終的にひとつやふたつになるまで、繰り返します。摘果作業後の麓に落ちた沢山の実達。沢山の量を切り落とし、残る実はほんの僅か。この摘果作業に、初めはとても胸が痛みましたが、このような過程があり、あの立派な果実ができるのだと知り、「摘果の一鋏をベストなものにしよう」と心掛けて作業にあたりました。ぶどうは、最後のひと房(ふた房)になるまで摘果作業を行い、最後は袋掛けをして、食べ頃の時期になるまでゆっくりと生育します。

一連の作業を通して、"立派な果実に実るまでの過程"や、さくらんぼ同様、他の果実のいろいろな品種や収穫時期を知り勉強になったこと、そんな責任のある仕事をさせていただけたことをありがたく思っています。手塩にかけた果実の成長がとても楽しみ♡且つ、見守る気持ちも芽生えました。初めての果樹園での作業でしたが、研修先のオーナーさん・スタッフさん達に優しくご指導いただき、初心者ながらも、なんとか作業にあたることが出来た1ヶ月でした。(いつもお世話していただき、ありがとうございます。)

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*7月中旬のぶどう摘果作業。2房・3房まで、実を絞る。

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*7月末には、摘果作業を終え、"袋掛け"をし、ハウス内で収穫期までじっくり生育する。

お盆明けからは、新たなりんごの作業が始まります。収穫時期まで、丁寧な仕事を心掛けたいと思います。また、旬の果実を楽しみながら、豊かな壮瞥町の夏を満喫したいと思います!

☆InstagramやFaceBookでは、壮瞥町の旬の果実(食べ頃)をたくさんお知らせできれば!と思い、更新しております。壮瞥町の美味しい果実を一緒に楽しみましょう-♪

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