そうべつ手帖

薪ストーブの準備

こんにちは、壮瞥町地域おこし協力隊の籠嶋です。

拠点整備の状況をお伝えします。

拠点では薪ストーブを使用しています。
暖かいだけではなく、揺らめく炎を眺めていると心が落ち着きます。

薪ストーブを安全に使うためには防火対策が必要です。
薪ストーブによる火災の原因に、煙突の掃除を怠ることで煙突内部にタールが溜まり火災が起こる「煙道火災」、100℃程度の低温であっても長時間にわたって熱にさらされることで柱などの木材が炭化し、発火する「低温炭化」があります。

「煙道火災」を防ぐには定期的な煙突掃除、「低温炭化」を防ぐためには薪ストーブと壁の間に断熱層を設ける等の対策が必要です。
今回はDIYで断熱層を設置していきます。

防火対策

薪ストーブと壁の間に空気の層を作り、壁内部に熱が伝わることを防ぐため、壁に不燃材であるケイ酸カルシウム板(ケイカル板)を取り付けます。取り付ける際、柱に木材を使うとその木材が燃えてしまう危険があるため、柱には角スタッドと呼ばれる鋼製の下地材を使用します。

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角スタッドを壁に取り付けます

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角スタッドにケイカル板を取り付けます

下から空気が抜けるよう床から数センチ隙間を空けました。

床にはケイカル板と石膏ボードを置き、その上にタイルを敷きました。

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タイルの周りには廃材を利用して枠木を付けました

薪棚の設置

薪ストーブに使う薪は、一日に約25kg必要とも言われます。
薪に雨や雪が当たらないよう保管するため、屋根付きの薪棚を作ることにしました。

コンクリートブロックの上に、町内の農家さんからいただいた古い木製パレットを置き、土台にします。

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土台の上に端材の板で枠組みを作りました

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薪を入れました

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薪を三列入れることができました

屋根を取り付けて完成です。
この薪棚だけでは一冬分の薪を保管できないので、同様のものをまた作る予定です。

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