そうべつ手帖

今後の活動について

こんにちは、壮瞥町地域おこし協力隊の籠嶋です。

着任して1年7カ月が経ちました。
これまで壮瞥町果樹組合様、壮瞥町オロフレ地熱利用野菜組合様、有限会社ミナミアグリシステム様をはじめ、町内農家さんでの農業研修、丹波ワイン株式会社様でのワイン用ぶどう栽培などに取り組んできました。
個人的にワインが好きなので、ワイン作りに携わることができたことは貴重な経験となりました。
ご指導いただきましたこと改めて御礼を申し上げます。

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昨年のワイン用ぶどう収穫の様子

活動を通じて、農業に関連する起業の難しさを感じましたが、実際に壮瞥町で生活することで、町内の農産物の魅力や豊かな自然環境を知り、これからも壮瞥町で暮らしていきたいという想いが強くなっていきました。そして、私が長年音楽の仕事に携わってきた経験を生かしたいと思うようになりました。

定住に向けて

私がこれまで音楽の仕事で利用してきた音楽スタジオは都市部が多く、以前から美しい自然に囲まれた環境で創作活動を行いたいという想いがありました。
壮瞥町での生活のなかで、洞爺湖の素晴らしい景色を眺めながら食事やワインを楽しみ、音楽に浸る時間はとても心地よく、洞爺湖は創作活動を行う上で理想的な場所だと感じました。
定住に向けて、多くの音楽家が町内の農産物やワインを楽しみながら、創作活動に没頭できるような音楽スタジオを洞爺湖畔に作りたいと考えるようになりました。

町内で空き家探し

昨年から町内の空き家を探し始め、内覧など続けてきました。条件面も含め私の希望に合う物件探しは難航しましたが、多くの方々に協力していただき、町内(洞爺湖温泉)に拠点となる物件を見つけることができました。
物件は洞爺湖からすぐの立地にあり、遠くに羊蹄山を望むことができます。周辺には温泉施設や飲食店、コンビニ等もあり、滞在する上で利便性の高い地域でもあります。

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洞爺湖が見える立地にある物件

物件をDIYでリフォーム

現在、拠点となる物件のリフォームを進めています。
契約当初、敷地内には草が生い茂り、室内は汚れや傷みが目立つ状態でした。まずは草刈りや掃除などから始め、同時に建物の状態や構造を調べていき、どういった形でリフォームしていくか検討していきました。
リフォームにかかる費用を抑えるため、作業はできる限りDIYで行い、電気回りなど自分ではできない部分を専門業者にお願いすることにしました。

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築40年以上の平屋の物件

建物を調べると、以前に外壁や屋根の補修がされていたようで、幸いなことに雨漏りはありませんでした。
古い建物のため断熱材が入っておらず、北海道の長く厳しい冬を快適に過ごすためには対策が必要です。
建物全体を覆うように断熱材を入れていくため、一旦すべての床板、壁、天井を外します。


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断熱材を入れるため床板、壁、天井を外してスケルトン状態に

床板を外すと地面が見えてきました。地面からの冷気を防ぐため地面と床板の間に断熱材を入れます。天井裏には梁(ハリ)があるので、良い雰囲気を残すように生かしていく予定です。

作業には町内や近隣だけではなく、札幌や東京からも友人たちが手伝いにきてくれます。私の活動が壮瞥町に訪れるきっかけとなってくれたことを嬉しく思っています。

今後は農業関連の業務を継続しながら、音楽を通じた地域協力活動や起業準備を進めていきたいと思っています。
拠点整備の進捗などもこちらからお伝えしていきます。

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