そうべつ手帖

果樹、醸造用ぶどうの栽培

こんにちは、壮瞥町地域おこし協力隊のガスです。
7月に行った果樹園、醸造用ぶどう試験圃場での研修をレポートします。

多くの手間をかけて育つ果樹

町内のフジモリ果樹園様でリンゴとプルーンの摘果を行いました。

摘果とは秋に大きな実がなるように余分な実を間引きする作業です。
生育不良の実や二年枝と呼ばれる昨年新しく伸びた枝についた実は、おいしい実にならないため、一つ一つ手作業で落としていきます。

ここまで育った実を落とすのは勿体ないように感じてしまいますが、良い実に育てるための大切な作業です。

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摘果したリンゴ。小さくてかわいいです。

7月は涼しい日が多かったのですが、脚立に上がり樹の上の実を落としていく作業はなかなか重労働です。
私たちの食卓に届くまで、多くの手間をかけて育てられていることを実感しました。

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さくらんぼ狩りには多くのお客様にお越しいただきました。

新型コロナウィルス感染症の感染防止のため、直売所でのビニールカーテンの使用、さくらんぼの種は放置せずゴミ箱に捨てるなど、お客様に安心してご利用いただけるよう対策を行っています。

醸造用ぶどう専用種の試験栽培

丹波ワイン様の醸造用ぶどう専用種の圃場では誘引と摘心を行いました。
伸びた枝をワイヤーに固定し、伸長に使われる養分を抑え果粒の肥大を促すため枝先を摘まんでいく作業です。

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テープナーでワイヤーに固定していきます。

試験栽培圃場では、様々な品種のぶどうや仕立方法で栽培が行われており、壮瞥の土地にあった栽培方法を検証しています。

雨が多く心配されましたが順調に育っています。

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日に日に大きくなる作物を間近で見ることができ、貴重な経験となりました。

指導してくださったフジモリ果樹園様、丹波ワイン様に改めて感謝申し上げます。

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