東京2020オリンピック 応援プロジェクト④
皆さん、こんにちは。
壮瞥町地域おこし協力隊の中岡です。
壮瞥町はTOKYO2020オリンピックにおけるフィンランド競歩チームのホストタウンとなり、様々な応援プロジェクトを実施しました。
過去数回に分けてご紹介してきましたが、今回は最後のご紹介として、
今まで書ききれなかったことをお伝えしたいと思います。
これまでご紹介したプロジェクトはこちらです。
令和3年9月22日 東京2020オリンピック 応援プロジェクト①
令和3年9月29日 東京2020オリンピック 応援プロジェクト②
令和3年10月8日 東京2020オリンピック 応援プロジェクト③
ホストタウン登録に向けて
まず令和2年に遡りますが、壮瞥町ではホストタウン登録に向けた内閣官房のオリパラ基本方針推進調査事業を活用して、長年交流のあるフィンランド共和国を相手国にホストタウン登録に向けた調査や選手の派遣事業や事後交流に向けた取組を行いました。
具体的には東京オリンピック・パラリンピックでフィンランド共和国を応援するホストタウンになれるよう、内閣官房から様々なサポートを受けながら下記のような事業を行いました。
応援動画作成
令和2年12月から壮瞥町内の各団体にお願いし、応援メッセージ動画を撮ってもらいました。
ご参加くださった皆さま、本当にありがとうございました。
そしてできた動画がこちらです→(動画を見るにはここをクリック)
国歌動画作成
国歌は、その国にとってとても大切なもので、適当な姿勢で歌っていては大変失礼です。
しかし、その国の歴史や国歌の発音やリズムなどをしっかり理解し、敬意を持って歌うことで、日本人として誇れる「おもてなし」の一つになります。
まず教育委員会の担当者がZOOMを使い、オンラインでフィンランド国旗や国歌について勉強しました。
国歌講師は「世界の国旗・国歌講座」講師 ソプラノ歌手 新藤昌子氏
そして、壮瞥中学校にご協力をお願いし、私たちが学んだことを中学1年生および2年生にお伝えし、フィンランド国歌 「Mamme」の歌い方を伝えました。
そして2週間後、国歌動画を撮影しに中学校へ行きました。
生徒の皆さんは、暗記することはもちろん、発音やリズムもとても良くなっていました。感動しました。
そして完成した動画はこちらです(動画を見るにはここをクリック)
後日、フィンランドチームからも、発音もとっても綺麗で驚いたとコメントをもらいましたよ。
ホストタウンパネル設置
地域交流センター山美湖の入り口にフィンランドと壮瞥町のこれまでの交流に関する取り組みやホストタウン締結までの流れ、
フィンランドの文化や壮瞥町に来町予定のオリンピック選手の写真などを掲示したパネルを設置しました。
選手の皆さんもパネルのことをとても喜んでくれて、写真も撮ってくれましたよ。
そして令和3年1月28日(木)に「フィンランドオリンピック委員会とのオンライン調印式」が行われ、壮瞥町はフィンランドのホストタウンに登録されました。(詳しくはこちらの記事をご覧ください)
オリンピックのその後
壮瞥町ではTOKYO2020オリンピック大会に参加したフィンランド競歩チームの事前合宿を受け入れました。
何事もなく無事に終われたのは町民の皆さまのご協力があったからこそであり、
改めて関わってくださったすべての皆様に心より感謝申し上げます。
経済的にどれだけ効果があったか直接数字で表すことはできませんが、
温かい雰囲気に包まれた壮瞥町での滞在をフィンランドチームが喜んでくれたことは確かに伝わってきました。
そしてフィンランド大使館など関係機関との繋がりが一層強くなったほか、
内閣官房との合同プロジェクトにもいくつか参加したり、他町村からも問い合わせやフィードバックをいただいたり・・・
ホストタウン登録は壮瞥町とフィンランドとの新たな歴史の1ページになっただけでなく、多方面において壮瞥町が国内外に知れ渡るきっかけとなったことは明らかです。
こういった影響は今後さらに見えてくるものだと確信しています。
壮瞥町ではスポーツを核とした地方創生、地域振興に向けたまちづくりを推進しています。
今回の受け入れ実績を生かし、今後町内施設を有効活用し、スポーツ合宿の受け入れやアウトドアスポーツ・アクティビティ、スポーツイベントなどを実施し、多くの人が集まるスポーツ交流を促進する取組を進めてまいります。
おまけ
①図書室で令和3年4月、フィンランド特集の展示がありました。
私は図書分室のイベントでフィンランドの文化について話しました。
オーロラ・食事・人気のスポーツ・サウナ・図書館・教育・・・などなど、色々と話しました。
②千羽鶴とヒンメリと七夕のその後
過去のブログでご紹介した応援プロジェクト(記事はこちら)で作成した千羽鶴はフィンランドへ送りますが、七夕メッセージは天文台(森と木の里センター)に、そしてヒンメリは地域交流センター山美湖の飾りになりました。
③フィンランドチームの受け入れ報告などをまとめたパネルを新たに作成しました。
こちらは壮瞥町の令和3年文化祭で飾る予定です。
みなさん、ぜひ見に来てください。