そうべつ手帖

夏野菜ズッキ-ニ栽培と収穫作業


こんにちは。地域おこし協力隊の杉山です。


2年目となる今年は、「醸造用ぶどうの栽培(丹波ワイン株式会社様)」と「有機農業(自然農業社様)」を主な研修先として活動をしています。

6月の自然農業社様での研修をレポ-トします。

6月に入ると気温の上昇とともに、植物や農作物の生育スピ-ドもぐっと早まり、みるみると成長していきます。
4月に播種作業を行い、ハウス内で育てられていたズッキ-ニのポット苗は畑へ定植され、トンネル掛けをし、保温・害虫予防しながら育てています。


朝一番に行う「ズッキ-ニの人工受粉」

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ズッキ-ニの花が咲き始めると、毎朝、朝一番に「人口受粉」を行います。
雄花を摘み、咲いている雌花を受粉させます。(花のガクの下に膨らみがあるのが雌花、無いのが雄花です。)

ズッキ-ニは、受粉しないと果実が肥大しません。
昆虫や風によって自然に受粉することもありますが、確実に着果させるために人工受粉させておきます。


「人工受粉中!」




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雄花を取って(または櫃や綿棒を使って雄花から花粉をとり)、雌花の柱頭にこすりつけて受粉させます。
(蜂になったような気分!)
真っ黄色で、ほんのりと甘い香りのするズッキ-ニのお花。可愛らしくて元気が出ます。
朝日を浴びた、お花の咲いたズッキ-ニ畑は、黄色が眩しくて本当にキレイ。


受粉後は、「収穫」とケア(未受粉実の摘みとり、芽かき、除草)


2人1組になって、規格サイズに育ったズッキ-ニを収穫していきます。その際に、未受粉の実も摘みとります。
6月はまだ、葉や苗は大きくないですが、成長してくると大きな葉や入り込んだ茎が邪魔をして、収穫に時間がかかります。
1日取り忘れただけで、すぐにビッグサイズに育ってしまうので、採り漏れが無いように集中して作業を進めます。


「契約先への出荷作業」と「継続する播種」作業


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採れたてのズッキ-ニは、きれいに拭き選別し、袋詰めします。
商品となる規格の選定や市場との値段比較をしながら、価格を決めていくことも勉強になります。

6月中旬、「初もの」が出たかと思うと、2週間後には、収穫量もぐっと増えて価格も少し下がりました。

収穫と並行して、引き続き6月は「播種作業」も行っています。
4月に行った「播種」の復習をすることができました。(うろ覚えにならなく、嬉しいです)



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9月くらいまで収穫が続くズッキ-ニ。
朝採れたばかりの新鮮なズッキ-ニは、生でも食べられます!
癖のない美味しいズッキ-ニを色々な料理で試して味わうことも、楽しみたいと思います。


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