醸造用ブドウの剪定
こんにちは、壮瞥町地域おこし協力隊のガスです。
11月の活動をレポートします。
今年最後の醸造用ブドウ管理作業
10月に収穫を終えたブドウは、冬の間、根から水分を引き上げることを止め、
活動を休止する休眠期へと入ります。
この休眠期を使って、伸びた枝を切り落とし樹形を整えていく剪定の作業を行います。
葉が落ちたブドウの樹
今年ブドウの実がなった新梢(結果枝)は短く切り込み、
新梢が出たもとの枝(結果母枝)をさらに横に伸ばしたい場合は、
生育の良かった結果枝を長く残して更新していきます。
結果枝を短く切り込みます
壮瞥町は北海道の中では比較的温暖な気候で雪の少ない地域ですが、
樹を固定しているワイヤーを外して雪に埋めることで、
樹が雪の重さで折れることを防ぎ、寒さから守ります。
ワイヤーを外して地面近くまで降ろします
新圃場での剪定
今年新しく植え付けを行った新圃場では、
順調に成長して緑色から茶色に木質化(登熟)した部分を残して剪定していきます。
来春、残した枝から新梢が伸び、
年月をかけて目指す樹形を作っていきます。
生育の良かった樹は二方向に残して剪定します
将来、ここにどんなブドウ畑が広がるのか想像しながら、
今年最後の作業を終えました。