そうべつ手帖

はじめての町内農家研修

こんにちは。壮瞥町地域おこし協力隊の杉山です。

8月に入り果樹園では、お盆前までに、" ぶどう・りんご・プラム・プル-ン "の摘果作業や袋掛けをすべて終え、夏休みを迎えました。

お盆が明けると、" プラム・プル-ン・ぶどう・りんご(極早生種)・梨 "といった " 秋の果実 "で賑わい、再び忙しい日々が始まります。(果樹園さんにより、取り扱い品目・品種等、違いがあります)

お盆明け後は、" ワイン醸造ぶどう栽培 "圃場での作業、町内農家研修、8月下旬に行われた壮瞥町農業ICT活用推進協議会主催の「壮瞥町ICT研修会」の運営(準備・実施)等、取り組んでいました。

8月の町内研修は、壮瞥町のオ-ガニック農家「自然農業社」「ほのぼの村」さんへ

「自然農業社」「ほのぼの村」さんは、壮瞥町で自然栽培・有機栽培を行っている農家さんです。

日頃、オーガニック食材をベースとした食生活を心掛けているので、研修に行けることをとても楽しみにしていました。

都会で暮らしているときは、"食材・食品などを購入して応援"することはできても、直に生産者さんとお話したり、畑で作業するといった体験はなかなか身近にはありませんでした。(都内だと、定期的に開催しているファ-マーズマ-ケットやマルシェなどでお会いできるというのが、殆どなので...)

それぞれの農家さんの理念や思い、今に至る経緯、取り組みや収穫物などを知り、働く皆さんからも仕事を教わりながら、収穫・出荷作業・畑の手入れ等を行いました。一緒に畑を回り、温かなもてなしや収穫物をいただいたりと、本当によくしていただき、楽しく研修をさせていただいています。

研修や行事を通じて、農家さん達とも知り合う機会が少しずつ増えはじめ、お話できるようになってきたことが、とても嬉しいです。

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自然農業社さんでは、ズッキーニの収穫・出荷作業。玉ねぎの茎とりや大きさの選別などを行いました。

研修に入った(8月上旬)時期は、8月の強風被害を受けて、ズッキーニの収穫量が前年よりも少なかったようです。(他の地区でも収穫量が減少)

土・気候に合った野菜を栽培し、人気の黒ニンニク(加工品)・冬場は「乾燥ごぼう」「切り干し大根」などの加工品を作り、通年稼働されています。お昼には、丁寧に作られた美味しいランチ(賄い)をご馳走になりました。収穫物・加工品なども沢山いただきました。

有機栽培の大豆や豆・切り干し大根作りなど、これからの収穫も楽しみですし、また勉強したいです。(有機原材料の加工品は、とても貴重です!)

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ほのぼの村さんでは、村長の小山内さんと一緒に、ブル-べリ-畑での除草や収穫のお手伝い。

合間の休憩には、カフェで出されている無農薬のブル-ベリ-のレアチーズケ-キやドリンクなどをいただき、贅沢な休憩タイムを過ごしました。

手入れの行き届いた畑と美しい花やハーブが咲き誇る庭園に、素敵なご自宅(&カフェ)とツリ-ハウス。
とにかくロケ-ションが素晴らしく、大好きな癒しスポットです。
作業に同行した、鶏のピ-ちゃんの人懐こさと自由ぶりが、ほんとうに可愛らしくて、"ほのぼの"と思わず笑顔になってしまいます。

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8月26日(水)・27日(木)には、壮瞥町農業ICT活用推進協議会主催のもと、株式会社北海道クボタ様にご協力いただき、「農業ICT研修」が開催されました。

クラウドシステムと連動したコンバインや、自動運転機能付きトラクタの実演・試乗、農薬散布用ドロ-ンや衛星測位システムを用いた圃場管理の説明など、様々な体験を通して、スマ-ト農業技術による農作業の効率化と将来の農業のあり方を、壮瞥高校の生徒さん・町内外の農家さんと共に、学ぶ機会となりました。将来、最新の農業機器を取り入れ、活用できる機会ができるといいな、と思っています。

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