そうべつ手帖

床の補強工事

こんにちは、壮瞥町地域おこし協力隊の籠嶋です。

拠点整備の状況をお伝えします。

束石と床束の設置

今回の作業では床の補強のために、
基礎となる束石と、建物を支える床束を床下に入れていきます。

束石の固定と高さの調節のためドリルで穴を掘りました。

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掘った穴に仮置きした束石

束石の固定と沈み込みを抑えるため、
掘った穴に路盤材(砕石)を敷き、セメントを流し込んでいきます。

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水を加えるだけのインスタントセメントを使用しました

トロ舟でセメントを練ります。
少量の場合はバケツでも練ることができますが、水を加えたセメントは重いため、
ある程度の量がある場合はトロ舟を使った方が作業効率が良いです。

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練ったセメントをコテで入れました

セメントは強いアルカリ性で肌につくと荒れてしまうため、手袋で作業します。

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束石を置いて水平器でバランスを取りました

床束は基礎となるため、水平になるように設置します。
この上に床束を入れ大引きを支えます。

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床束を入れました

束石と大引(建物の最下部で床を支えている木材)の間に床束を入れます。
今回使用した床束は伸縮が可能で、簡単に高さを調節することができます。
束石と床束の間には接着剤を入れて固定します。

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深く埋めた箇所が新たに設置した束石

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12個の束石を追加しました

今回の作業では約20畳の部屋に12個の束石を追加しました。
初めての作業のため、強度を保つためにはどのくらいの数が必要なのか分かりませんでしたが、
いつもアドバイスをいただいている地元の工務店さんからも「これだけ入れれば大丈夫」とのお墨付きをいただきました。

これで床の補強は完了です。

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