そうべつ手帖

通気口のリフォーム

こんにちは、壮瞥町地域おこし協力隊の籠嶋です。

拠点整備の状況をお伝えします。

通気口とは

住宅の壁には、部屋の内部と外部を繋ぐ通気口があります。
普段、意識することは少ない通気口ですが、室内の空気を入れ替え、空気をきれいな状態に保つために非常に重要な役割を果たしています。
仕組みはシンプルで、内外を結ぶのは単なる穴です。

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古いタイプの通気口

今回は、もともと設置されていた古い通気口を取り換え、同時に防音効果も狙っていきます。

通気口の防音

通気口は単なる穴のため、外部の音がそのまま室内に入ってきます。
(同様に室内の音もそのまま外部に出ています。)

防音の基本は音の通り道を防ぐことです。
しかし、完全に塞いでしまっては通気口が機能しません。

そのため、通気口内にサイレンサー(消音器)を設置します。

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通気口用サイレンサー

サイレンサーは、通気口内部を空気が通る過程で吸音材に触れることで、音を減衰させる装置です。
サイレンサーには規格があり、古い通気口には合わないため、新たにパイプを設置します。

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通気口に沿って断熱材に穴を空けました

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通気口に新しくパイプを設置しました

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パイプの周りにも断熱材を入れ、石膏ボードで塞ぎました

パイプにサイレンサーを入れます。
空気の通り道を確保しながら、サイレンサーに触れることで音を減衰させています。

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パイプにぴったり入るサイズです

最後に石膏ボードとパイプの隙間をパテで埋め、新しい通気口を設置しました。

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シンプルなデザインの通気口

通気口に耳を近づけると、サイレンサーの有無で外部からの音の侵入がかなり軽減されているのが分かります。
室内には通気口が3カ所あるため、すべて同様の工事を行いました。

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