そうべつ手帖

地域おこし協力隊を卒業しました!

こんにちは。
「元」地域おこし協力隊の今井です。

2025年3月末をもちまして任期満了で地域おこし協力隊を卒業しました。
2021年11月に「移住コンシェルジュ」として着任して、3年5ヶ月。

在任中は、移住検討者への案内と、定住について取り組んできました。

移住検討者への案内

移住検討者にオンラインやオフライン、イベントや個別対応で「壮瞥町」に移住することについてご案内をさせていただきました。
移住というのは人生の大きな決断です。移住を検討されている方の気持ちに極力寄り添いつつ、壮瞥町での暮らしをイメージできるように暮らしの様々をお伝えるする。地域を理解していないとできない対応を通じて、ボク自身も壮瞥や周辺地域に関する理解が深まりました。

移住検討者に向けたイベントとしては、「北海道移住のすゝめ」という北海道各地の移住コーディネーター(移住の担当者)が参加するプロジェクトに参加し、オンラインイベントや、札幌や東京などでの現地開催イベントを共同で開催してきました。
移住検討者が「壮瞥で暮らしたらこんな暮らしになるんだ」と想像してもらってはじめて、壮瞥への移住を真剣に考えることになるので、やはりより多くの移住検討者に「壮瞥」という名前に、触れていただくことが大切です。
壮瞥町だけではなかなか集められない人数のイベント参加者を集め、多くの人に壮瞥での暮らしを具体的にイメージしていただく機会が設けられたと思っています。

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定住についての取り組み

一方で移住コンシェルジュとして、定住についても様々なことに取り組んできました。
特に2022年8月にオープンしたコミュニティスペース「地域のあそびば ミナミナ」は、協力隊の活動拠点としてや町内外の方が集っていただけるスペースとして、そして最近ではシーニックナイトなどの様々なイベントを開催する場として、多くの方にご利用いただいてきました。

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昨年10月には北海道の鈴木直道知事が地域を訪問する「なおみちカフェ」の懇談の場としても使っていただき、道の駅の向かいにあった空き家が壮瞥の一つの拠点として、多くの方が行き交う場として定着してきています。

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協力隊卒業後に向けた取り組み

在任中、「移住コンシェルジュ」としての取り組み以外には、協力隊卒業後を見据えて、「ヨツカド商店」を起業しました。
「ヨツカド商店」は道の駅「そうべつ情報館i(アイ)」の向かいに位置していて、「地域のあそびば ミナミナ」と同様、2022年8月にオープンしました。
ヨツカド商店は、「まちと食のみちしるべ」をコンセプトにしていて、私たちが思う「おいしい」をお届けしています。
もともと食材が素晴らしい壮瞥や周辺地域ですが、それらと一緒に楽しめるものをご紹介していきたいという想いで、ワインやチーズ、コーヒーなど、様々な商品を取り扱っています。
壮瞥の果物を使った発泡酒(クラフトビール)のプロデュースもしていて、洞爺湖町のLAKE TOYA BEERさんの醸造で「そうべつりんごエール」や「そうべつプルーンサワー」という商品も生み出し、大変好評をいただいています。

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喫茶「ヨツカドホール」のオープン

「ヨツカド商店」を開店して約2年半が経ちましたが、日々の営業やイベントなど、地域の人との交流を通じて地域の食材の素晴らしさを改めて実感しました。
壮瞥は果樹が有名ですが、他にも色々なお野菜、豆、お米、卵など、素晴らしい食材がたくさんあります。
一方で、「ヨツカド商店」を営業していてよく聞こえてくる「この辺でランチできるところない?」の声。

ずっとやらなくてはいけないと思っていましたが、2025年3月末よりランチ営業も始めさせていただきました。
「地域のあそびば ミナミナ」を「ヨツカドホール」という名前に変更し、今はまだ金、土曜日の週2日間ですが、地域の食材を取り入れたランチを提供しています。
壮瞥の素晴らしい食材を多くの方に味わってほしいし、食材を作ってくださっている生産者の方々にも「つくった食材がこう使われるんだ」といった新たな発見でワクワクしてほしいので。

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今後について

地域おこし協力隊の任期は終了しましたが、地域おこし協力隊であった期間で様々な面での「壮瞥らしさ」を知ることができました。
この「壮瞥らしさ」と、都会で生まれ育ち過ごしてきたバックヤードと。
引き続き壮瞥町に住み、「ヨツカド商店」や「ヨツカドホール」という場を軸に、壮瞥や周辺地域の資源の恵を私なりの表現で発信していきたいと思っています。

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結びに

壮瞥に移住してきて右も左もわからない中、様々な方々に壮瞥での暮らしについて手解きをいただきました。
また、「地域のあそびば ミナミナ」や「ヨツカド商店」オープン時には、地域の方々や役場の方々に様々な作業や調整をしていただき、何とかオープンに漕ぎ着けました。「協力隊の協力隊」と名乗って助けてくださる方々が現れたり、何かイベントをするときには前のめりに遊びにきてくださったり。
移住してから現在に至るまで、力を貸してくださった方々へ、この場を借りて感謝の気持ちをお伝えさせていただきます。

ありがとうございました。

是非「ヨツカド商店」や「ヨツカドホール」に是非、遊びにいらしてください!!
これからもよろしくお願いします。

今井亮輔

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