そうべつ手帖

【国際交流】ケミヤルヴィ市訪問団が壮瞥町へ来町しました

こんにちは。地域おこし協力隊の鎌田です!

10月13日(祝・月)〜16日(木)、約8年ぶりに、壮瞥町の友好都市であるフィンランド・ケミヤルヴィ市から23名の訪問団が壮瞥町を訪れました。

ケミヤルヴィ市と壮瞥町は、長年にわたり教育・文化・スポーツなど多方面で交流を続けており、これまでにも中学生派遣や町民訪問団の相互交流を通して、温かい国際関係を築いてきました。

コロナ禍を経て久しぶりの開催となった今回の訪問は、町民にとっても待ち望まれたものとなりました。

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到着と歓迎式

10月13日(祝・月)、訪問団は壮瞥町に到着しました。

地域交流センター山美湖で行われた歓迎式では、田鍋町長から歓迎のあいさつが行われ、会場は温かな拍手と笑顔に包まれました。

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ケミヤルヴィ市長からも挨拶があり、両町の友情を象徴する記念品の交換が行われました。

壮瞥町からは木彫りの熊や、北の湖関のサイン入り相撲マグカップなどが贈られました。

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続いて、地元団体による歓迎の催しが行われ、「竹友会」による剣道演武、世界大会出場経験をもつダブルダッチチーム「HKR JUMPROPE CLUB」のパフォーマンスが披露されました。躍動感あふれる演技に、訪問団の皆さんも大きな拍手を送っていました。

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式の最後には、滞在期間中のホストファミリーとの対面も行われ、少し緊張した面持ちの中にも笑顔がこぼれ、あたたかな雰囲気で初日の交流がスタートしました。

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壮瞥の自然と人にふれる視察交流

翌14日(火)は、町内各地の視察と学校交流が行われました。

まずは、地元出身の大横綱・北の湖関ゆかりの北の湖記念館を見学。日本の伝統文化・相撲に触れました。

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その後、壮瞥小学校と壮瞥中学校を訪問。

はじめに中学校の新校舎を見学し、連絡通路を渡り小学校の校舎へ。

初めて訪れる日本の学校の校舎に少しワクワクした様子でした。

校舎見学を終え、小学校で6年生の児童たちと交流授業を行いました。

児童たちは壮瞥町の自然や特産品について、自作の図表を使ってプレゼンテーション。

一方、フィンランドの生徒たちは、サウナ文化や学校生活などを紹介し、「フィンランドの家庭にはほとんどの家にサウナがあるが、浴槽がない」との話に、子どもたちから驚きの声が上がりました。

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続いて、中学校では1・3年生との授業交流を実施。

1年生の社会科授業では、剣道や書道を紹介したあと、フィンランド社会やEU連合について意見交換を行いました。

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3年生の英語授業では、ALTのラヤ先生も加わり、英会話を使ったビンゴゲームを通して楽しく交流しました。

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お昼は、学校給食を体験。日本の給食文化に興味津々の様子で、「おいしい!」と笑顔が広がりました。

午後からは中学校で歓迎式が行われ、「だるまさんがころんだ」を一緒に行ったり、吹奏楽部の演奏ではフィンランド国歌を披露、全校生徒による「よさこい」の披露など、盛り沢山!

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訪問団の皆さまも生徒たちのおもてなしに感動した様子でした。

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中学校の歓迎式のあとは、奥洞爺ワイナリーを視察し、仲洞爺キャンプ場と来夢人(キムンド)の家を訪問。

仲洞爺キャンプ場と来夢人の家では、そうべつアウトドアネットワークの前橋さんが案内をしてくれました。

キムンドの家はフインランドの木を使用して建てられことに感激していました。

また、仲洞爺キャンプ場の豊かな自然と地域観光の魅力を体感してもらいました。

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少し疲れも見えましたが、湖畔から眺める景色や、前橋さんにアップルジンジャーやマシュマロをもてなしていただき、リフレッシュ!

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仲洞爺の視察を終え、訪問2日目の最後は、そうべつ子どもセンターでキッズスポーツクラブの保育園児たちと縄跳びなどの交流を行い、笑顔いっぱいで1日を終えました。

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火山とともに生きるまちを体感

15日(水)は、壮瞥町の自然・産業・防災をテーマにした見学日。

洞爺湖有珠火山マイスターの川南さんをガイドに迎え、町の魅力を案内しました。

まず訪れたのは、地元果樹園「くだもの農家浜田園」。

濱田さんの案内のもと、壮瞥町最古のりんごの樹「祝(いわい)」を見学し、火山地域特有の地形と果樹栽培の関係について説明を受けました。

くだもの狩りも行い、ジューシーな壮瞥産りんごは、大好評のようでした。

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続いて、マリンテックサービス代表・毛利さんの案内でモーターボートに乗り、洞爺湖の中島へ渡航。

島内では林道散策を楽しみ、静かな湖畔でくつろぐひとときを過ごしました。

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昼食はレストランおおでらにて、ビーフカレーを堪能。

ケミヤルヴィ市長と昭和新山国際雪合戦大会の阿野実行委員長による懇談も行われ、今後のスポーツ交流について意見を交わしました。

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午後は有珠山ロープウェイに乗車し、川南マイスターの解説で火山活動や地形、防災の取り組みについて学習。

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"火山と共に生きるまち"としての壮瞥の姿に、訪問団の皆さんは深く感心した様子でした。

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ロープウェイ下車後は、保健センターで町民との餅つき交流会を開催!

力強く杵を振るう体験に歓声が上がり、日本の伝統文化を体感するひとときとなりました。

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別れの時、そして再会を誓って

最終日の16日(木)には、お別れ式が行われました。

ケミヤルヴィ市長からは「壮瞥町の皆さんの温かさに心から感謝します。次はケミヤルヴィ市で再会しましょう」との言葉があり、会場は感動に包まれました。

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空港へ向かうバスの出発前には、ホストファミリーや町民の皆さんが手を振りながら見送り、別れを惜しむ姿が見られました。

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短い滞在ながら、笑顔と友情にあふれた4日間となりました。

友情の絆を未来へ

8年ぶりの再会となった今回の訪問は、壮瞥町とケミヤルヴィ市の絆を改めて深める貴重な機会となりました。

国を越え、世代を越えてつながるこの友情が、これからも末永く続いていくことを願っています。

ケミヤルヴィ市の皆さま、壮瞥に来ていただき、本当にありがとうございました!

視察を快く受け入れてくださった各施設の皆さま

交流にご協力くださった小学校・中学校の先生・児童・生徒の皆さま

催事や歓迎式にご参加いただいた町民の皆さま

そして、笑顔で訪問団を迎え入れてくださったホストファミリーの皆さま

本当にありがとうございました。

また、通訳を務めてくださったユッシさん、水本秀明さん

訪問団滞在中の通訳、サポートやケアをしてくださった小田すみれさんにも、心より感謝申し上げます。

皆さまのお力添えがあってこそ、今回の交流が笑顔と温かさに満ちたものとなったと感じました。

Kiitos!!

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